【図柄など解説】
イタリアの司祭が実際に使用していた司祭服に合わせるマニプルです。
司祭服とは、教会の司祭が祭儀(ミサ)のときに着用する衣装で、ベースになるカズラなどの上に更にストラ(首にかけます*画像参照)、場合によっては左腕にこのマニプルと呼ばれる、
ストラをもう少し短くしたようなものを装着します。ストラとセットで使われることが多いため、デザインもお揃いの場合が多いです。
こちらのマニプルはイタリアの骨董商から入手した、イタリアの司祭が実際に使っていたものです。
カズラやストラ、マニプル等祭服、および祭服関連品の色目にはそれぞれ意味があり、シーンによって使い分けられています。
赤ー殉教の色。主イエスの受難日(聖金曜日)や、神に捧げられた尊い聖人(殉教者)のための祝日に着用する。
白ー純真を表す色。主イエスが降誕したとされる「クリスマス」、主イエスが復活したとされる「復活祭」に着用する。また、葬儀に着用することも勧められる。
緑ー年間を通して着用される。この色には上記のような特別な意味はなく、典礼暦の祝日ではない主日や週間に着用される。
紫ー改悛、後悔の色。アドヴェント(待降節)や、四旬節に着用される。また、葬儀にも使用されることがある。
黒ー悲しみを表す色。葬儀に着用することができ、カトリック教会の現教会法では11月2日にのみ使用されるが、白が代用される場合がある。
ばら色(ピンク)ー喜びを表す色。使用日の入祭唱冒頭句、ガウデーテ(羅:Gaudete-喜べ):待降節第3主日(喜びの主日)と、
レターレ(羅:Laetare-歓喜せよ):四旬節第4主日(バラの主日)に由来する。
(ばら色は、待降節第三主日および四旬節第四主日に用いることができる。
赤はまさに祝典礼用で華やか、豪奢な刺繍などが施された祭服を多く見かけます。
今回のマニプルもまさに祝典礼にふさわしい色合いとデザインです。
柄もまさにイエスキリストを意味するJHS ラテン語でJesus Hominum Salvator (救いの人イエス)
ジーザス・フィッシュ
*キリスト教またはキリスト教徒のシンボル・象徴となった魚のマーク。
「ジーザス・フィッシュ Jesus Fish」(神の魚、イエスの魚)、または「クリスチャン・フィッシュ Christian Fish」などと呼称されている。
錨もキリスト教において重要なモチーフで「希望」を意味します。
サテンのような生地に機械刺繍で、裏面に腕から落ちないようにゴム紐がくくりつけられています(デフォルトはついていません)
実際マニプルは苦手という聖職者もいらっしゃるようで「ひっかけそう」「落ちないように気をつけていなければならない」とのことですが、これを使っていた司祭さまは
落ちないようにゴム紐をくくりつけたんですね。
ミサなどで実際に使われていたので汚れ、スレ、染み等ありますがほつれなどはみられないので状態は比較的良好です。
【重量】
47.7g
【サイズ】
全長81cm 最小幅8.5cm 最大幅10.5cm
【備考】
*アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、破損等ございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
い致します。
*希少品につき個数割引対象外です。