【L・PENIN作】【グスマンの聖ドミニコ】【ドミニコ会創設者】フランス・アンティーク&ヴィンテージメダイ [al14756580]

【L・PENIN作】【グスマンの聖ドミニコ】【ドミニコ会創設者】フランス・アンティーク&ヴィンテージメダイ [al14756580]

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商品詳細

【図柄など解説】
1850~1860年代にメダイ彫刻家リュドヴィク・ペナンによって制作された聖ドミニコのメダイです。
グスマンの聖ドミニコ
(1170年 - 1221年8月6日)、グスマンの聖ドミニコは、ドミニコ会の創設者、カトリックの修道士、聖人です。
聖ドミニコ、といえば至聖なるロザリオの聖母(画像参照)あの絵で聖母からロザリオを受け取っている2名の聖人、方やシエナの聖カタリナ、もう一方がこのドミニコです。
伝承によれば1208年「ロザリオの聖母」が聖ドミニコに出現し、聖人にロザリオを授けたとのこと。この様子が描かれている絵が有名で、メダイやその他聖品にこの絵と題材が沢山使われています。
表面はドミニコ会の修道衣を纏った聖ドミニコの御姿、周囲にはラテン語でSANCTE DOMINICE, ORA PRO NOBIS聖ドミニコよ我らの為に祈りたまえ と刻まれています。
左側にはナツメヤシ(棕櫚)、棕櫚はキリスト教において殉教や勝利(死して信仰を貫いた事による勝利)を意味します。
右側には薔薇、キリスト教における百合や薔薇は聖母を象徴します。
裏面の絵柄は独特でそれぞれ意味を持ちます。カルメル山を背景に交差する植物(棕櫚=殉教・勝利)と(百合=聖母の象徴)上部に六芒星、
下部の動物は犬で、松明を咥えています。これは、母福者ヨハンナがドミニコが胎内にいるときに犬の姿で松明(たいまつ)を銜(くわ)えて跳び出し、「全世界に火を放つ」夢を見たという言い伝えからで、
この夢は中世にはドミニコ会をDominicans→Domini canes(主の犬)とする洒落のように考えられていました。
中央紋章の両脇にフランスはリヨンの有名なメダイ彫刻家リュドヴィク・ペナン (Ludovic Penin 1830-1868)の銘が L.PENIN A LYON(リヨンにて)
刻まれています。
*リュドヴィク・ペナンは、1800年代に四世代に渡りメダイ彫刻家を輩出したリヨンのペナン家のひとりで、その豊かな才能により、34歳と若くして1864年に教皇ピウス9世によって
カトリック教会の公式メダイ彫刻家に任じられました。
その、リュドヴィク・ペナン自身、本人により彫刻されたオリジナルのメダイです。実はこのメダイは複製バージョンが後世にジャン・バティスト・ポンセ (Jean-Baptiste Poncet 1827-1901)
により銘 PENIN PONCETで同デザインのものが復刻されています。
こちらのメダイは正真正銘、オリジナルのL.PENINのメダイで、後者と比較にならない程希少です。
PENINのメダイはなんと言ってもデザインの秀逸さ、彫りの素晴らしさです。非常に繊細で驚く程緻密な彫りが施されています。

【素材】
 ブロンズ
【重量】
 7.1g
【サイズ】
 29;15mm(バチカン除く)

【備考】
*アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
*希少品につき個数割引対象外です。
*チェーンは撮影小物です。付属品ではありません。

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