【図柄など解説】
19世紀末から20世紀初頭アンティークのスプーンです。
全長が9.8cm、皿(つぼ)の部分が3.7cmというコンパクトなサイズ感から、このお品物はモカスプーン(デミタススプーン)、あるいはソルトスプーンやコンドメントスプーン(調味料用)として作られたミニチュアスプーンである可能性が高いです。
19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパでは、このような小さなサイズのスプーンに地域の紋章(エルミーヌ)を施し、高級な旅のお土産(スーベニアスプーン)やコレクターズアイテムとして販売するのが大流行していました。
サイズから推測できるポイント用途:デミタス / モカスプーン濃いコーヒー(エスプレッソやモカ)を飲むための小さなカップに添えられるサイズです。
当時、こうした趣向を凝らした極小スプーンを集めてキャビネットに飾るのが、ヨーロッパの貴族や上流階級のステータスでした。
ハンドルの動物はブルターニュ紋章のシンボルの動物、古くから使われているエルミーヌ・プラン※の元となった、王冠とエルミーヌ(オコジョ)モチーフ
フランス王ルイ12世妃でありブルターニュ女公のアンヌ・ド・ブルターニュの紋章です。
*エルミーヌの歴史〜
〜エルミーヌ、またはオコジョは、14世紀後半にブルターニュ公ジャン4世の紋章の動物となった。
紋章のエルミーヌは後で、教会や城を含む数多くの場所に登場するようになった。
庶民の伝承によると、アンヌ・ド・ブルターニュが自らの宮廷を引き連れ狩猟に出かけたとき、汚い湿原を横切るよりも死を選ぶという白いオコジョを見つけた。
このエピソードは、女公アンヌのモットー"Potius mori quam foedari"(不名誉よりも死を)にインスピレーションを与えたとされる
*エルミーヌ=アーミン(英: Ermine、古仏: 仏: Hermine)は、紋章学においてオコジョ(シロテン)の毛皮を表すティンクチャー。(画像参照)
※エルミーヌ・プラン
BRETAGNE *ブルターニュ ブルターニュ (フランス語: Bretagne)は、フランス北西部にある地域。
かつてはブルターニュ王国、そしてブルターニュ公国という独立国だったが、1532年にフランスに併合され州となった。ブルターニュは6つあるケルト国の1つとみなされている
時には、現在のブルターニュ地域圏と区別する目的で「歴史的なブルターニュ」(Bretagne historique、ブルターニュ・イストリック)と呼ばれることもある〜
ラバルムではブロワ城主達の4紋章(ルイ12世=ヤマアラシ、妃アンヌ・ド・ブルターニュ=エルミーヌ その娘クロード・ド・フランス=矢の刺さった白鳥、婿のフランス王フランソワ1世=サラマンダー)
この4紋章は昔から現在に至るまでフランスでとても人気で沢山の工芸品やアイテムが作られ続けています。
https://labarum.ocnk.net/product-list?keyword=%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A5&Submit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
その中でもこの「エルミーヌ」は一番人気で、アンティークでも様々なアイテムが多く作られてきました。
デミタスカップにちょうどよいサイズです。
お気に入りの器などに合わせたら素敵ですね。
https://x.com/antiquelabarum/status/2094160428871963109 動画
【素材】
合金製 シルバーメッキ
【重量】
11.4g
【サイズ】
全長9.8cm 皿部分3.7cm幅2.4cm
【備考】
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、破損等ございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
い致します。