【図柄など解説】
フランスの国民的英雄、絶大な人気を誇る聖人　ジャンヌダルクのゴールドＦＩＸのブローチです。
ジャンヌダルクはその人気より非常に沢山のデザイン、種類のメダイやブローチ、文具等その他様々なアイテムが作られています。
＊【聖ジャンヌダルク】フランス東部に農夫の娘として生まれた。神の啓示を受けたとしてフランス軍に従軍し、イングランドとの百年戦争で重要な戦いに参戦して勝利を収め後のフランス王シャルル7世の戴冠に貢献した。
その後ジャンヌはブルゴーニュ公国軍の捕虜となり、身代金と引き換えにイングランドへ引き渡された。
イングランドと通じていたボーヴェ司教ピエール・コーションによって「不服従と異端」の疑いで異端審問にかけられ、最終的に異端の判決を受けたジャンヌは、19歳で火刑に処せられてその生涯を閉じた。
＊【ジャンヌダルクの列聖】ジャンヌダルクは16世紀にフランスのカトリック同盟の象徴となっていった。1849年にオルレアン大司教に任命されたフェリックス・デュパンルーがジャンヌを大いに賞賛する演説を行った後フランスのみならず
イングランドの耳目も集めた。デュパンルーのジャンヌに対する高い評価と功績の紹介は、1909年4月18日にローマ教皇ピウス10世からのジャンヌの列福となって結実した。
さらに1920年5月6日には、ローマ教皇ベネディクトゥス15世がジャンヌを列聖した。そうしてジャンヌダルクはローマ・カトリック教会におけるもっとも有名な聖人の一人となった。
表面絵柄はとても珍しい、農民の娘時代、神の啓示（画面左に天使）を受けた少女ジャンヌの姿。
ジャンヌダルク関連の聖品と言えば殆どが甲冑姿の雄雄しいジャンヌの絵柄ですが、こちらは非常に珍しい、農民の娘姿、背景も牧歌的です。
一方裏面、これがまたレアで今度はジャンヌがルーアンで火刑に処される場面が彫られています。
ジャンヌの火刑場面のメダイはコチラで販売しています。https://labarum.ocnk.net/product/2265
場面のセレクトが珍しい（マニアックな）、そして素晴らしく美しく惚れ惚れとさせられる彫刻はフランスで有名なカメオ作家、メダイ彫刻家でもあるLouis Octave Mattei
（1877〜第一次世界大戦中（1914~1918年）に死去）表面右端にL.O. Matteiの銘が刻まれています。
プレス成型した板を両面で貼り合わせ更に圧メッキ（金鍍金）を施してあります。裏面下部にGOLDFIX、圧金メッキを意味するFIXの刻印が確認できます。
針はきちんと定位置に収められ、ブローチとして問題なく機能します。
磨耗や傷、凹み等一切無くとても最高の状態です。

【素材】
　真鍮　ゴールドＦＩＸ（圧メッキ）
【重量】
　2.9g
【サイズ】
　25；21mm（針除く）

【備考】　
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
＊希少品につき個数割引対象外です。