【図柄など解説】
フランスの19世紀末、ジャンヌダルクがモチーフのアンティークロザリオケースです。
ジャンヌダルクはその人気より非常に沢山のデザイン、種類のメダイやブローチ、文具等その他様々なアイテムが作られています。
＊【聖ジャンヌダルク】フランス東部に農夫の娘として生まれた。神の啓示を受けたとしてフランス軍に従軍し、イングランドとの百年戦争で重要な戦いに参戦して勝利を収め後のフランス王シャルル7世の戴冠に貢献した。
その後ジャンヌはブルゴーニュ公国軍の捕虜となり、身代金と引き換えにイングランドへ引き渡された。
イングランドと通じていたボーヴェ司教ピエール・コーションによって「不服従と異端」の疑いで異端審問にかけられ、最終的に異端の判決を受けたジャンヌは、19歳で火刑に処せられてその生涯を閉じた。
＊【ジャンヌダルクの列聖】ジャンヌダルクは16世紀にフランスのカトリック同盟の象徴となっていった。1849年にオルレアン大司教に任命されたフェリックス・デュパンルーがジャンヌを大いに賞賛する演説を行った後フランスのみならず
イングランドの耳目も集めた。デュパンルーのジャンヌに対する高い評価と功績の紹介は、1909年4月18日にローマ教皇ピウス10世からのジャンヌの列福となって結実した。
さらに1920年5月6日には、ローマ教皇ベネディクトゥス15世がジャンヌを列聖した。そうしてジャンヌダルクはローマ・カトリック教会におけるもっとも有名な聖人の一人となった〜
素材はブロンズ製でその上に更にシルバーメッキ、経年によってシルバー独特の黒ずみ（硫化）に加え、表面の磨耗により地金の真鍮の色が見え隠れして、とてもいい色合いになっています。
蓋中央に甲冑姿のジャンヌのメダイモチーフに、剣と剣と王冠はジャンヌダルクの紋章です（剣の両脇にフルールドリスが通常はあります）
ジャンヌダルクの紋章にも使われているフルールドリスが全体に配置されています。
オリーブの意味はキリスト教以前、古代ギリシャに遡り様々な意味合いがありますがこの場合は「信仰」「正義」「勝利」の意味でしょう。
蓋の開閉も問題なく、バチっと気持ちのいい程しっかりと、硬く閉じますのパウダーケース、またはピルケース、小物ケースとしてもお使い頂けます。
全体的に多少の歪み、凹み、傷等ありますがこの時代のアンティークとしては許容範囲、状態は良い方だと思います。

【素材】
　ブロンズ　シルバーメッキ　
【重量】
　18.5ｇ
【サイズ】
　φ42ｍｍ厚み20ｍｍ

【備考】
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、破損等ございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
い致します。
＊希少品につき個数割引対象外です。
＊ロザリオは別売りです。