【仕様　図柄など解説】
希少な白蝶貝・マザーオブパールの球のロザリオです。
クロスやロザリオ、ロザリオケースなど、白蝶貝製聖品は特にフランスで好まれて多く作られました。本品はそのような品のひとつです。
ひとつひとつ手で削りだされた白蝶貝、シェル製の珠はひとつひとつが手でカットされたもので、全て不ぞろいなところが、ますますアンティークならではの雰囲気をかもし出しています。
かなり大玉で、大きいものは11mm。小さい方も8.5~9.5mmもあり迫力です。
センターメダイも同じくシェル製。この手のセンターメダイは、輪を繋ぐ部分もシェルを切削して成型している為、割れ、欠けずに現代まで残っているのは貴重です。（ここが壊れている、欠け、割れているものを
沢山見てきました）。
クロス、センターメダイ、つなぎパーツ全てシルバー製。
主の祈りと栄唱の祈りの珠（計6個）は一回り大きい珠サイズで11mm、透かしの花座が両サイドについています。
先端のクロスの裏側、中央からやや下から2cm程、一度割れた状態を修理（接着）した跡があり、前面から見ると目立ちませんがサイドから見るとやや目立ちます。使用に問題はありません。
珠数は合計59個、欠損なしでとても良い状態です。
ここまで見事な大玉サイズの白蝶貝珠ロザリオはなかなかお目にかかれません、この機会に是非。

（＊白蝶貝＝マザーオブパールは正確には真珠が取れる種類の母貝を意味しますが、同じような色合い、輝きを持つ他の種類の貝殻を使用した製品は総称、通称として
「白蝶貝（製）」「マザーオブパール（製）」と呼ばれています。フランスではナクレという言葉がありますが、例えばイタリアではシェル製を総称してマードレペルラ（英だとマザーオブパール）
と呼んでいます。実際に真珠が獲れる種類の貝以外も含まれておりますのであらかじめご了承下さい）

【素材】
　白蝶貝（シェル）　シルバー
【重量】
　83.8g　
【全長】
　61.6cm
【輪部分長さ】
　輪部分長さ82.6cm（頭からかぶれるサイズ）
【センターメダイ上端からクロス先端までの長さ】
　25cm
【十字架サイズ】
　46;26mm（バチカン除く）
【珠サイズ】
　大φ11mm　中φ8.5~9.5mm
【珠数】
　59個　欠損なし

【備考】
＊ロザリオとはキリスト教（カトリック）における聖品の一つで聖母に祈りを捧げる際に手繰りで祈りの回数を数える為のものです。（西洋版数珠）最もポピュラーなものは5連のタイプのもので珠数は合計59個になります。
＊アンティークですので経年変化により汚れ、傷、歪み、修理後など見られる場合があります。画像を良くご覧頂き、ご納得の上のご購入をお願い致します。