【図柄など解説】
19世紀末〜1900年代初頭のアンティークのミニルリケール風ロケットペンダントです。
土台はシルバー製、裏表それぞれ別のモチーフでどちらが表にきてもいい両面デザインになっています。
シルバーの枠にカーネリアン（紅玉髄）※1が嵌め込まれ、中央にシルバーのパーツを象嵌されています。
片面はキリスト磔刑十字架、もう片面にはフランスの勝利の聖母※2
中に写真などを収められるように開けるタイプなのでロケットと表記しました。※3

※1　カーネリアン（carnelian）は鉱物の一種で、玉髄（カルセドニー）の中で赤色や橙色をしており、網目模様がないものを指す。紅玉髄（べにぎょくずい）。網目模様があるものを瑪瑙と呼ぶ。carnelian の名は、ラテン語で「肉」を意味する carnis に由来すると言われています。
ガーネットほどではないにしろ赤い色をしていることから（キリストの血の色）を意味するとして
ロザリオの珠などによく使われてきました。
※２　勝利の聖母Notre-Dame des Victoires　有名なフランスはパリのノートルダム大聖堂、そこに祀られている聖母子像（勝利の聖母）
※3　ルリケール風、というのは聖遺物は元から納められていないので、正式な意味ではルリケール（聖遺物入れ）
ではありませんが
このタイプ（開閉式）でルリケールと分類されるものも中にはあるので、一応線を引いて、中に聖遺物が納まっていないので
ルリケール風のロケットとしました。
シルバー刻印がバチカンを通す輪部分にあります。
保存状態がとてもよく、目立つ傷や凹み等ありません。
開閉も問題なくパチっとしっかりと閉じます。

【素材】
　シルバー製　刻印あり　カーネリアン（紅玉髄）
【重量】
　2.7g
【サイズ】
　21/13/厚み6mm（バチカン除く）

【備考】　
＊アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
＊チェーンは撮影小物です。付属品ではありません。