【図柄など解説】
世界中で絶大な人気を誇る聖女の一人、マグダラのマリアをモチーフにしたシルバー製メダイです。
20世紀初頭頃に活躍したフランスのメダイユ彫刻家ルイ・トリカール (Louis Tricard)
美しくも斬新な構図や絵柄で、一般的なメダイの絵柄や構図とは一線を画した
優れた作品を多く残しました。
【トリカールのメダイ】
メダイ彫刻家ルイ・トリカール。
アンティークメダイ市場でもあまりにも有名かつ人気で
トリカールのメダイ、というだけで価値があり、なおかつ高額で取引されています。
その中でもレア中のレア、マグダラのマリアのメダイ、となると
一生に何度お目にかかれるか、くらいには希少です。
【マグダラのマリアについて】
マグダラのマリアは有名で人気がある割には彼女をモチーフにしたメダイその他聖品が少ない聖人のひとりでもあります。
キリスト教の聖人の一人であり、イエスの復活を彼の弟子たちに伝える役目を請け負ったことから、『亜使徒』や『使徒たちへの使徒』と呼ばれています。
また聖書の中に、(墓に入っていると思われていたイエスの遺体に香油を塗るためマグダラのマリアは香油の入った壺を持って墓を訪れていた)という記述によって『携香女(けいこうじょ)』とも呼ばれています。
イエスによってマグダラのマリアに憑いた悪霊を払われたことで、彼女は心身の病を治すことができました。
磔にされたイエスを見守り、埋葬を見届け、そして後にイエスキリストの復活に最初に立ち会った一人として伝えられています。
イエスが磔刑に処せられた後、マグダラのマリア、マリア・サロメ、マリア・ヤコベ、従者のサラ、マルタ、ラザロたちが、エルサレムから小舟で逃れてサント=マリー=ド=ラ=メールへと流れ着きました。その後マグダラのマリアはサント=ボーム山塊の洞窟で余生を過ごしたとされています。マグダラのマリアのご絵やメダイには(洞窟内)(傍らに髑髏)(十字架)(聖書)あるいは(香油壷)
これはマグダラのマリアを意味する重要なアトリビュートです。
表面の絵柄はそのサントボームの洞窟で祈るマグダラのマリア、
十字架、傍らに髑髏、マグダラのマリアが描かれる時に最大の特徴、髪を下ろした姿、で
描かれています。
後ろには香油壷。こちらもまた、マグダラのマリアの重要なアトリビュートで
マグダラのマリアが「調香師の守護聖人」である由来です。
裏面は薔薇の花輪ですがこれはロザリオを意味しています。
Rosarioロザリオの語源はラテン語のROSARIUMロザーリウム、そのまんま薔薇の花環を意味しています。
薔薇は聖花、聖母の象徴です。
表面は勿論のこと、裏面の絵柄まで美しいトリカールメダイ、しかもマグダラのマリア、更にシルバー製、という
希少すぎるこちらのメダイ、マグダラのマリアファンにとっては垂涎の的でしょう。
マグダラのマリアアイテムをお探し、集められてる方は是非お見逃しなく…!
【素材】
シルバー (バチカンを通す穴部分にフランスのシルバー刻印=猪の頭の刻印)
【重量】
3.3g
【サイズ】
φ19mm
【備考】
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
*チェーンは撮影小物です。付属品ではありません。