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ホーム販売済 > 聖品1(ご絵と祈祷書以外の聖品)【ウランガラスのロザリオ】【1900年代初頭】【総シルバーパーツ&花座付】フランス・アンティーク&ヴィンテージロザリオ
商品詳細

【ウランガラスのロザリオ】【1900年代初頭】【総シルバーパーツ&花座付】フランス・アンティーク&ヴィンテージロザリオ[al179233800]

販売価格: 0円(税込)
【仕様 図柄など解説】
とても希少な1900年代初頭のフランスのウランガラスのアンティークロザリオです。
ウランガラスとは、1830年に誕生し1930年から40年代に欧州で大流行した(紫外線によって蛍光する)ガラスです。
極少量のウランを含むこの特殊なガラスは現在では限られた場所、工場でしか生産されませんが当時は食器や生活用品として沢山のアイテムが作られました。
紫外線(ブラックライト)を照射すると黄緑に蛍光します。ブラックライトなど無い当時は夜明け前の空は紫外線が満ちており、その短い間に放たれる蛍光を楽しんでいました。
照射前の色の王道はバスクリンの様な蛍光黄緑から、イエロー、濃いグリーンなど幅があります。
ウランガラスのロザリオで多いのが、素の色が既に蛍光っぽい派手派手しい黄緑の珠のものですが、こちらはブラックライトを当てる前は至って普通の濃黄色で
まさか蛍光するとは思えない程のさりげなさです。
シトリンの如き黄色から、ブラックライトを当てると大化けします。
ウランガラスの生活用品(お皿や器など)はとても多く市場でも出回っていますが、ことロザリオに関しては滅多に見付かる事が無く、
コレクターアイテムとしてとても高額で取引されています。
特にこれだけ大粒で更にロザリオとしてきちんと珠数も揃っているのは稀です。
更にクロス、センターメダイ、チェーン、パーツが全てシルバーというのは希少ですし何よりデザインとして美しいです。
主の祈りと栄唱の珠に花座がセットされているのが更に希少です。
破損欠損も無く珠数も全部揃っています。とても状態が良く最高のコレクションアイテムです。
バチカンを通すワッカの部分にシルバーを意味するフランスシルバー刻印が打たれています。


【素材】
 シルバー ウランガラス
【重量】
 57.2g ✙42/27mm
【サイズ】
 全長49.5cm輪部分65cm(頭から被れるサイズ)
 クロス42/27mm (バチカン除く)
 珠 大φ8.5mm 中φ7mm
 珠数59個 全揃い

【備考】
*ロザリオとはキリスト教(カトリック)における聖品の一つで聖母に祈りを捧げる際に手繰りで祈りの回数を数える為のものです。
(西洋版数珠)最もポピュラーなものは5連のタイプのもので珠数は合計59個になります。
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、破損等ございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。

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ウランガラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウランガラス (Uranium glass) とは、極微量のウランを着色材として加えたガラスである。美しい蛍光緑色を呈する。ヨーロッパが発祥で、食器やさまざまな日常雑貨が作成された。

ガラスにウランを混ぜることによる黄色や緑色の色彩を持つ透明なウランガラスが製造され始めたのは1830年代で、ウランが原子力に利用されるようになる1940年代までの間にコップや花瓶、アクセサリーなどの各種のガラス器がヨーロッパおよび米国で大量に製造された。現在では民間でウランを扱うことが難しいために新たなものは極少量が生産されているに過ぎないが、骨董・アンティークとしてファンも多く、高値で取引されている。「ウランガラス (Uranglas)」はドイツ語の読みで、英語では “vaseline glass”(バセリンガラス、または、ワセリンガラス)と呼んでいる。黄色いウランガラスの色がワセリンクリームの色と似ているから、とされている。ウランガラスの色は黄色と緑色が殆どであるが、ピンク色、水色、青緑色、茶色、なども存在する。

ウランガラスの最大の特徴として、真っ暗闇の中で紫外線ランプ(いわゆるブラックライト)で照らすと緑色に妖しく輝き蛍光を発するという点が人々を魅了してきた。似た特徴を持つ石として、含まれる不純物によって紫外線で紫色に蛍光するものがある蛍石があるが、ウランガラスは紫外線を受けると緑色に蛍光する。昔は紫外線ランプはなかったが、夜明け前の空が青色のときには空に紫外線が満ちているので、この時にウランガラスが蛍光を放つ事によりこの特徴が知られる様になった。

そもそもウランガラスが製作されたのは黄色の発色剤がウラン化合物であったためであり、蛍光現象は偶然見出された物であった。人工的に紫外線を照射する技術が無かった発明当初は朝焼けや夕焼けの光に当てて蛍光を鑑賞していたとされる。ヨーロッパでは、最初にウランガラスが発明されたボヘミア地方(現在のチェコ西部)が最も盛んで、その後、英国、フランス、ドイツ、ロシア、イタリア、スウェーデン、フィンランドなどで生産された。米国では、フェントン社、ボイド社などの有名ガラス器メーカーが知られている。 現在では、米国およびチェコで、わずかな量のウランガラス製品が収集家向けに製造されているにすぎない。市場で出回っているのは殆ど骨董品であるので、購入するには骨董市などを巡ることになる。

その後、紫外線を可視光に変える蛍光現象を利用して照明の輝度を高めるために照明の覆いとして使われるようになり、特にアメリカでは鉄道車両の灯火照明用として多用された。アメリカ系の第二次世界大戦中のガラス送信管、特にアイマック社製のものには内部電極の引き出しにタングステン棒が使われたがそれと膨張係数の合うウランガラスがシール部分に多用された。なお電子管製造業者の間ではウランガラスとは呼ばずにウラニルガラスと言うのが一般的である。引き出しステム部の美しい緑色の蛍光ガラスはアンティーク送信管としてオブジェにもなっている。

人体への影響
ウランガラスのウラン使用率は1キログラムあたり1グラム程度であり、放射線量の目安はグラス100グラムあたり数千 - 1万ベクレル程度と、必須ミネラルのカリウムにわずかに含まれる同位体のカリウム40の体内蓄積量(代謝の関係で、蓄積量の変動は少ない)から放射されるのと同程度で、人体への危険性は、基本的にはわずかであると考えられている。
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