【図柄・刻印・フレーズ解説】
ブルターニュ紋章のシンボルの動物、古くから使われているエルミーヌ・プランの元となった、王冠とエルミーヌ(オコジョ)モチーフのシルバー製の平打リングです。
*平打ちリング=アーム表面がフラットで平らな形状のリング。
王冠とエルミーヌ紋章はブルターニュ女公でおなじみ、アンヌ・ド・ブルターニュの紋章。
彼らの居城であったブロワ城には4つの紋章がところどころにあしらわれています。
夫のルイ12世の紋章(王冠とヤマアラシ)、妃アンヌのこのエルミーヌ、二人の間の娘のクロード・ド・フランス(次代ブルターニュ女公)の紋章、矢の刺さった白鳥、
ルイ12世とアンヌの間に男子が居なかったため婿に来たクロードの又従兄弟のフランソワ1世の紋章(王冠とサラマンダー)
この4紋章は昔から現在に至るまでフランスでとても人気で沢山の工芸品やアイテムが作られ続けています。
その中でもこの「エルミーヌ」は一番人気で、アンティークでも様々なアイテムが今でも高額で取引されています。(エルミーヌ関連アンティーク)
*エルミーヌの歴史
*エルミーヌ、またはオコジョは、14世紀後半にブルターニュ公ジャン4世の紋章の動物となった。
紋章のエルミーヌは後で、教会や城を含む数多くの場所に登場するようになった。
庶民の伝承によると、アンヌ・ド・ブルターニュが自らの宮廷を引き連れ狩猟に出かけたとき、汚い湿原を横切るよりも死を選ぶという白いオコジョを見つけた。
このエピソードは、女公アンヌのモットー"Potius mori quam foedari"(不名誉よりも死を)にインスピレーションを与えたとされる
*エルミーヌ=アーミン(英: Ermine、古仏: 仏: Hermine)は、紋章学においてオコジョ(シロテン)の毛皮を表すティンクチャー。(画像参照)
BRETAGNE *ブルターニュ ブルターニュ (フランス語: Bretagne)は、フランス北西部にある地域。
かつてはブルターニュ王国、そしてブルターニュ公国という独立国だったが、1532年にフランスに併合され州となった。ブルターニュは6つあるケルト国の1つとみなされている
時には、現在のブルターニュ地域圏と区別する目的で「歴史的なブルターニュ」(Bretagne historique、ブルターニュ・イストリック)と呼ばれることもある。
ラバルムでおなじみ、大人気アイドルになった「エルミーヌ」。
今回は珍しく平打ちリングタイプです。幅が広くしっかりした存在感があります。内側には金鍍金が施され(ただし磨耗して殆ど無くなっていますが)ゴージャスな雰囲気。
シンプルなフォルムに紋章、紋章モノと言ってもゴツイ感じは無いので、ユニセックスリングとして女性にも男性にもお使い頂けると思います。
リング下部にシルバーを意味する刻印有り。
特に損傷や歪み、傷等なく素晴らしい状態の良さです。
板厚が抑え目に作られているので、着けた時に両隣の指の邪魔にならず、とても付け心地の良いリングです。
【素材】
シルバー 刻印あり
【重量】
4.1g
【サイズ】
リング幅11mm紋章 内径約φ19.3 リングサイズ19.5号
【備考】
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
*希少品につき個数割引対象外です。