【図柄など解説】
シルバーのクロストップです。1900年代初頭の品。
アンティークジュエリーでおなじみ「マルカジット（マーカサイト）」
黄鉄鉱石を六面体にカットしたもので18世紀にダイヤモンドの代用品として使われはじめその後独特の金属光沢、輝きで美しさが人気となり
マルカジットを嵌めこんだアンティークジュエリーは実に沢山作られてきました。
主に銀の土台にセットされ、縁にさらにミルグレインと呼ばれる連続粒状の縁処理をすることでとても繊細で上品な仕上がりになったものが多く見られます。
本品はシルバーにマルカジットが丁寧に爪でひとつひとつ留められ、いわゆる彫り留め風、で実は爪は飾りで接着、などというまがい物とは違い本当にしっかりと作られた、真正のアンティークジュエリーです。
十字の形状は先端末広がりのクロスパティー。ドイツ騎士団が使用し、黒十字や鉄十字の元ともなったクロスです。（ただしそれらはアームが全て同じ長さ）
バチカンを通す輪部分にシルバーの刻印があります（半月状）
ほぼ中央、やや下の1粒と、アーム下から2番目の1粒が残念ながら欠損していますが、それ以外は目立つ傷や歪み等無しでなかなか良い状態です。

【素材】
　シルバー　マルカジット（マーカサイト）
【重量】
　2.0g
【サイズ】
　35；20mm（バチカン除く）

【備考】
＊チェーン、ネックレス等は撮影用小物です。付属品ではありませんのでご注意下さい。
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。