【図柄・刻印・フレーズ解説】
聖母子の彫刻をドーム状のガラスと真鍮枠で覆ったフレームです。
素材はパイプでお馴染み、メシャムと呼ばれる非常に柔らかく加工のしやすい多孔質の鉱物で、
聖母と幼子イエス、その表情や絢爛豪華な服飾を細かな彫りで見事に表現されています。
聖母とイエスの意匠がAラインで手足が見えないスタイルは、世界各地に見られ、フランスアンティークではありますがどこの聖母子像か、までは特定できません。
（参考画像はここジェノヴァはReccoの守護聖母子像です）
経年によってドーム内部に汚れ、埃が溜まっているのが見られますが、ガラスで覆われ保護されていた為、彫刻に磨耗や欠損等はなく、非常に良い状態です。
メシャム彫刻の多くは褐色の木製フレームに収まっているのがデフォルトですが、時々こうして真鍮製、あるいは鉛製のフレームのものにお目にかかることが出来ます。
こちらは真鍮製で、更にぐるっと一周、帯状真鍮片を丁寧にねじった飾り縁がつけられています。

【素材】
　メシャム（海泡石）　真鍮
【重量】
　40.2g
【サイズ】
　64；54；22mm

【備考】
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、破損等ございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。