ヨーロッパで実際に使われていたアンティーク・ヴィンテージ聖品です。
永い年月を経て味わいのあるお品となっております。

【図柄・刻印・その他解説】
ルルドの聖母のモチーフの両面レリーフ小祭壇メダイです。
ゴシック建築、教会装飾によく見られる尖塔や飛び梁のようなデザインで、両面の中央がそれぞれデザインが違います。
表面は手を合わせ祈るルルドの聖母、裏面はルルドの聖母の聖地にある洞窟（グロッタ）、世界中から巡礼者が訪れるかの有名な場所そのものを表現しています。
下に柵、洞窟があり、その上にちょこんと小さな穴の中にルルドの聖母像。ルルドの聖母で検索すると出てくるかの地がそこに彫りこまれています。
両面にフランス語でルルドの記念、と記されています。
真鍮の薄い板をプレスで成型し、それを貼り合わせて（溶接）います。中空構造です。
現在は大量に安くできる鋳造製法でメダイなどを作りますが、かつてはコインと同じ製法、プレス製法でお金を掛けてこのような品を作っていました。
その上に表面にシルバー鍍金を施してあります。黒ずみはシルバー独特の硫化です。
貼り合わせは当時はロー付け（半田付けのようなもの）それが歪んだりしてかなり隙間がみえてきています。
バチカン部分は入手当時は似つかわしくない紐でしたので、取り外して、手持ちのアンティークのシルバーのワッカをセッティングしました。
実はこのタイプの品は入手は2個目で、一つ目は8年前に私物として購入したもので、それ以来ずっと探しておりましたがようやく2個目、しかもずっと状態の良いものを
見つけることができました。苦節8年です。
相当レア、数少ないものということが伝わるかと思います。
レア度もさることながら何より造形が素晴らしい品です。

【素材】
　ブロンズ　シルバーメッキ　シルバー（バチカン）
【重量】
　2.4ｇ
【サイズ】
　33；23ｍｍ（バチカン除く）

【備考】
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
＊希少品につき割引対象外です。