ヨーロッパで実際に使われていたアンティーク・ヴィンテージ聖品です。
永い年月を経て味わいのあるお品となっております。

【図柄など解説】
日本の殉教者について語った冊子です。
全文イタリア語表記、1939年1月30日発行（巻末に記載）
豊臣秀吉の命によって1597年に長崎で磔刑に処された大勢のキリシタン達（日本二十六聖人）がローマ教皇ピウス9世によって1862年に列聖されましたが、
そのうちのイエスズ会員であるPaolo Mikiパオロ（パウロ）三木) Givannni　Goto（ジョバンニ（ヨハネ）五島）Giacomo　Kisaiジャコモ（ヤコボ）喜斎）
について書かれています。
当時の情勢、織田信長時代終焉から太閤様（豊臣秀吉）によるキリスト教徒への弾圧開始、捕らわれて処刑されるまでのストーリーが綴られています。
文面には時折処刑地長崎を向けて出発したOzaka（Osaka)や終焉の地、処刑された地Nagasakiなどが出てきます。
全文イタリア語ですが、ある程度日本殉教者について事前知識として調べた上で、ちょっと手間がかかりますが今はグーグル翻訳などありますので
（崩壊気味の日本語になりますがある程度は伝わります）少しずつ、本文のイタリア語をそのまま翻訳面に打ち込めばイタリア語力が無い人でも（時間はかかりますが）
内容読み進んでいくことができると思います。
（英語ができる方なら、イタリア語→英語翻訳、フランス語やドイツ語も同様で、イタリア語から日本語よりはより正しい翻訳になるので読みやすいと思います）
豪華な祈祷書や、飾って楽しめるご絵と違って、ストーリーが綴られた読み物としての冊子で華やかさはありませんが、日本殉教者についてここまで詳しく
しかもイタリア語表記と、歴史的価値はかなり高いと思います。

【素材】
　わら半紙のような質感の紙
【重量】
　8.6g
【サイズ】
　153：108mm

【備考】
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。