イタリアで実際に使われていたアンティーク＆ヴィンテージ聖品の中でもとりわけ希少な逸品をご紹介致します。
ヨーロピアンアンティークの本場イタリアでもなかなかお目にかかれない、非常に入手困難な“超レア聖品”です。

【図柄・刻印・その他解説】
フィリグリー（銀線）細工のロザリオケース。
フィリグリーとはジュエリーの技法のひとつで、細いシルバーの線を手で一つ一つ曲げたり巻いたりしたものを枠に丁寧にロー付け（溶接）していくことで、大変手間と時間が掛かります。
すべての工程が熟練工による手作業で、この技法も現代では後継者が少なくなっている為、廃れてきています。
技術的に修理が困難で、一度歪んでしまったり潰れてしまったものは、元の姿に戻すことが難しく、多くのアンティークフィリグリー製品はそのデリケートさ故良い状態で保存されていたものが少なく、損傷が激しいものが多いのが現実ですが、奇跡的に歪み、潰れなど一切無く綺麗な状態で保存されていたものが稀ですが見つかることがあります。
イタリアではFiligranaフィリグラーナと呼ばれ、リグーリア、ヴェネト、アブルッツォ、サルデーニャ島が有名な産地です。
店主はフィリグリーの有名産地リグーリア州における蚤の市を中心に買い付けを行っている為、他の地域に比べて比較的（蚤の市においてフィリグリーと出会える確立）に恵まれているという背景があります。
本品はそういう品々のひとつです。
店主が長い時間を掛けてコツコツと集めたコレクションのうちのひとつです。
フィリグリーのロザリオケース自体、蚤の市でも見つけることは稀で、あっても歪んでいたり、潰れていたり、状態は良くてもデザインバランスが悪かったりと、いいものはなかなか見つかりません。

このロザリオケースはまず第一にとにかくデザインが美しいこと。
蓋部分が8つの花弁で出きたお花、あるいは教会のバラ窓を彷彿とさせます。
側面もまた、本体上部の「お花」と下部の「お花」が合わさっています。本体下部、裏面もまた手を抜くことなく、びっしりと巻きが施されています。
巻きの形状が唐草文様でとてもフェミニンなイメージ。アールヌーヴォーぽくもあり、どことなくオリエンタル。
保存状態はとても良好で、目立つ傷や歪みなどは一切なく、蓋の開閉もパチっと、しっかり閉じることができます。
シルバーで作られていますが、表面にゴールドのメッキが施されていて、裏面はかなりメッキが残っています。表面は経年変化によってメッキが磨耗し、くすんだアンティークゴールドのような風合いになっています。

こちらのロザリオケース、収納できるのは比較的小さめのロザリオですが、他にも、お気に入りジュエリーのいれものとしてもお使い頂けます。
勿論お部屋の素敵なオブジェとして、
また、中に香りのするポプリなどを入れてルームフレグランス用アイテムとしてもお楽しみ頂けるかと思います。
カラフルな色のさざれ石など入れて飾っておくのも素敵ですね。
元はロザリオを教会へ携帯するためのケースですが、実際は非常に繊細で脆いので、カバンなどに入れて持ち歩くのはお勧めしません。力がかかるとつぶれたり歪んだりする恐れがあります。


【素材】
　シルバー900（蓋裏面に900刻印あり　表面にゴールドメッキ
【重量】
11.2g
【サイズ】
φ38.5mm/厚み21mm

【送料について】
こちらのお品は高額希少品の為「保険付き書留」での発送に限定させて頂きます。普通郵便をご希望されてもお受けできません。ご了承下さい。

【備考】
＊写真中のロザリオは参考商品です。付属品ではありませんのでご注意下さい。
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。