【1878年帝政ロシアJソスンコウスキ作シルバー875製イースターエッグ】【店主私物コレクション放出】ロシア・アンティーク品 [al1835]
【1878年帝政ロシアJソスンコウスキ作シルバー875製イースターエッグ】【店主私物コレクション放出】ロシア・アンティーク品
[al1835]
販売価格: 220,000円(税込)
商品詳細
【図柄など解説】
【1878年帝政ロシアJソスンコウスキ作品シルバー875製イースターエッグ】【ヨーロッパオオライチョウとドングリ】【狐と母アヒル】
※店主の私物コレクションを放出します。
帝政ロシア
ポーランドはワルシャワの鬼才彫金師ジョセフ・ソスンコウスキの作品です。シルバー875製のイースターエッグです。
※Jソスンコウスキ作品はアンティーク市場において非常に希少かつ人気が高く、滅多に見付からない上に出回っても非常に高額で取引されている
知る人ぞ知るコレクターアイテムです。
84ズロトニキ(シルバー875(87.5%)の意)刻印あり
※ロシア革命(1917)直前まで使用されていた刻印
OC刻印 Josef Sosnkowski(Osip los Soskovsky)
ロシア語表記 Осип лос Сосковский の頭文字OC
1869〜1896年
ジョセフ・ソスンコウスキは生涯そのキャリアにおいて
ただ一つの刻印を使い続けました。(刻印画像参照)
シティーマーク(イギリスでいうところのアッセイオフィスマーク)(どこの場所で作られた製品なのかを証明する、証明地印)
はモスクワ
エッグ上部の石はターコイズ、下部はコーラル(赤珊瑚)
※エッグのテーブルの中央にあるのはロー付け(溶接)用の空気穴です(これがないと溶接時に爆発するので)
破損なし。
ターコイズ(トルコ石)
現在のターコイズはアメリカはアリゾナ州スリーピングビューティー鉱山から良質のものが採れ、それらが人気だそうで、ターコイズの人気のカラーはグリーンを帯びたブルー。
一方カザフスタン産(ロシアのお隣)はグリーン味はあまりなく、ラリマーに近いスカイブルーをしているとのことですが
ロシアでも同様のターコイズは採れるそうです。
コーラル(珊瑚)
珊瑚は古来から魔除けとして悪い事柄から守ってくれる石としてヨーロッパの王侯貴族が装身具として身に着けてきました。
地中海で採れる珊瑚の歴史は古くは古代ギリシャ時代から始まり、現在に至るまで
コーラルピンクと呼ばれる華やかで可愛らしいピンク色からオレンジがかった色味が憧れの対象となっていました。
18世紀末から19世紀には特に珊瑚のネックレスが好まれました。
しかし乱獲などで激減し、今ではもう地中海の天然珊瑚は希少なものとなってしまいました。
外側の装飾はヨーロッパオオライチョウとドングリ
ヨーロッパではラッキーモチーフとされているドングリ(オーク)
生命や力(権力)力強さを象徴する王者の木、と言われており
ドングリモチーフはアンティークジュエリーでもよく見られます。
ヨーロッパオオライチョウは主に北ヨーロッパから西シベリアに分布し亜寒帯地域の針葉樹林などに棲んでいます。
※
内側の立体的な像は狐とアヒル
これに意味があるのか、何かメッセージが込められているのか、伝承等を参考にしたのかどうか調べていたらこの様な寓話を見つけました。
「ある日、母アヒルと子アヒルが湖に向かっていました。アヒルの子達はお母さんの後についてとても幸せ。
しかし母アヒルは遠くに狐を見つけると「狐がいる!」と突然叫びました。
アヒルの子達は湖に向かって急ぎました。
母アヒルは考えた上で片方の翼を地面に引き摺りながらよろよろと歩き始めました。
狐は大喜び。
「あの母アヒルなら簡単に捕まえられるだろう」
狐は喜びいさんで母アヒルに近づいていきました。
すると母アヒルは走り、狐を湖から遠ざけました。狐は母アヒルを追いかけます。
母アヒルが子供達を見ると、子供達は無事に湖に辿り着いていました。
そこで母アヒルは一旦止まって深呼吸。
狐は母アヒルが疲れたのだと思い更に近寄っていきましたが、そこで母アヒルは羽を広げて悠々と飛び立ちました。
そして湖の真ん中の、子アヒル達の元に着陸しました。
残された狐は呆然と立ち尽くすばかりでした。
この話から分かるのは、鳥の中には外敵に襲われた時にこの様に翼を引き摺って敵の関心を自分に寄せ、
その間に時間をかせいで子供達を逃がす鳥がいるということです。
教訓;親は自分の命を危険に晒してでも子供の命を救う
この話をモチーフにしたのは、もしかしたら
アヒル(親=ロシア帝国)子アヒル(周辺の支配国)狐(敵国)を例えているのかもしれません。
或いは単純にロシアの大自然で狐とアヒルという、よく見られる弱肉強食の世界、を表現しただけかもしれません。
【素材】
84ズロトニキ(シルバー875(87.5%)の意)刻印あり ※ロシア革命(1917)直前まで使用されていた刻印
【重量】
116.2g
【サイズ】
高さ93mm/56.5mm
【備考】
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
※イースター・エッグ(英語:Easter egg、復活祭の卵)とは、キリスト教における復活祭(イースター)の休日もしくは春を祝うための、特別に飾り付けられた鶏卵。
色とりどりの装飾が施された卵型のエッグチョコなどが街中に並ぶ。市販品は中におもちゃなどが仕込まれており子供達の楽しみのひとつである。
イースターエッグ、卵型の装飾品(シルバー製など)自体を飾る習慣は何故かイタリアではあまり見られず、装飾品としてのイースターエッグはファベルジェのインペリアルエッグ(帝政ロシア・皇帝へ献上された貴金属製で宝石があしらわれた宝飾品)
に代表されるような、正教のロシア
同じキリスト教でもアングロサクソン系(イギリス、アメリカ)の文化となっている。
時々フランスでもエッグ型のケースは見られるがイギリス、アメリカ、ロシアに比べたらその差は歴然としている。
イタリアでエッグ型の装飾品を見つけるのは至難の業である。(エッグチョコはメジャー)
【1878年帝政ロシアJソスンコウスキ作品シルバー875製イースターエッグ】【ヨーロッパオオライチョウとドングリ】【狐と母アヒル】
※店主の私物コレクションを放出します。
帝政ロシア
ポーランドはワルシャワの鬼才彫金師ジョセフ・ソスンコウスキの作品です。シルバー875製のイースターエッグです。
※Jソスンコウスキ作品はアンティーク市場において非常に希少かつ人気が高く、滅多に見付からない上に出回っても非常に高額で取引されている
知る人ぞ知るコレクターアイテムです。
84ズロトニキ(シルバー875(87.5%)の意)刻印あり
※ロシア革命(1917)直前まで使用されていた刻印
OC刻印 Josef Sosnkowski(Osip los Soskovsky)
ロシア語表記 Осип лос Сосковский の頭文字OC
1869〜1896年
ジョセフ・ソスンコウスキは生涯そのキャリアにおいて
ただ一つの刻印を使い続けました。(刻印画像参照)
シティーマーク(イギリスでいうところのアッセイオフィスマーク)(どこの場所で作られた製品なのかを証明する、証明地印)
はモスクワ
エッグ上部の石はターコイズ、下部はコーラル(赤珊瑚)
※エッグのテーブルの中央にあるのはロー付け(溶接)用の空気穴です(これがないと溶接時に爆発するので)
破損なし。
ターコイズ(トルコ石)
現在のターコイズはアメリカはアリゾナ州スリーピングビューティー鉱山から良質のものが採れ、それらが人気だそうで、ターコイズの人気のカラーはグリーンを帯びたブルー。
一方カザフスタン産(ロシアのお隣)はグリーン味はあまりなく、ラリマーに近いスカイブルーをしているとのことですが
ロシアでも同様のターコイズは採れるそうです。
コーラル(珊瑚)
珊瑚は古来から魔除けとして悪い事柄から守ってくれる石としてヨーロッパの王侯貴族が装身具として身に着けてきました。
地中海で採れる珊瑚の歴史は古くは古代ギリシャ時代から始まり、現在に至るまで
コーラルピンクと呼ばれる華やかで可愛らしいピンク色からオレンジがかった色味が憧れの対象となっていました。
18世紀末から19世紀には特に珊瑚のネックレスが好まれました。
しかし乱獲などで激減し、今ではもう地中海の天然珊瑚は希少なものとなってしまいました。
外側の装飾はヨーロッパオオライチョウとドングリ
ヨーロッパではラッキーモチーフとされているドングリ(オーク)
生命や力(権力)力強さを象徴する王者の木、と言われており
ドングリモチーフはアンティークジュエリーでもよく見られます。
ヨーロッパオオライチョウは主に北ヨーロッパから西シベリアに分布し亜寒帯地域の針葉樹林などに棲んでいます。
※
内側の立体的な像は狐とアヒル
これに意味があるのか、何かメッセージが込められているのか、伝承等を参考にしたのかどうか調べていたらこの様な寓話を見つけました。
「ある日、母アヒルと子アヒルが湖に向かっていました。アヒルの子達はお母さんの後についてとても幸せ。
しかし母アヒルは遠くに狐を見つけると「狐がいる!」と突然叫びました。
アヒルの子達は湖に向かって急ぎました。
母アヒルは考えた上で片方の翼を地面に引き摺りながらよろよろと歩き始めました。
狐は大喜び。
「あの母アヒルなら簡単に捕まえられるだろう」
狐は喜びいさんで母アヒルに近づいていきました。
すると母アヒルは走り、狐を湖から遠ざけました。狐は母アヒルを追いかけます。
母アヒルが子供達を見ると、子供達は無事に湖に辿り着いていました。
そこで母アヒルは一旦止まって深呼吸。
狐は母アヒルが疲れたのだと思い更に近寄っていきましたが、そこで母アヒルは羽を広げて悠々と飛び立ちました。
そして湖の真ん中の、子アヒル達の元に着陸しました。
残された狐は呆然と立ち尽くすばかりでした。
この話から分かるのは、鳥の中には外敵に襲われた時にこの様に翼を引き摺って敵の関心を自分に寄せ、
その間に時間をかせいで子供達を逃がす鳥がいるということです。
教訓;親は自分の命を危険に晒してでも子供の命を救う
この話をモチーフにしたのは、もしかしたら
アヒル(親=ロシア帝国)子アヒル(周辺の支配国)狐(敵国)を例えているのかもしれません。
或いは単純にロシアの大自然で狐とアヒルという、よく見られる弱肉強食の世界、を表現しただけかもしれません。
【素材】
84ズロトニキ(シルバー875(87.5%)の意)刻印あり ※ロシア革命(1917)直前まで使用されていた刻印
【重量】
116.2g
【サイズ】
高さ93mm/56.5mm
【備考】
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
※イースター・エッグ(英語:Easter egg、復活祭の卵)とは、キリスト教における復活祭(イースター)の休日もしくは春を祝うための、特別に飾り付けられた鶏卵。
色とりどりの装飾が施された卵型のエッグチョコなどが街中に並ぶ。市販品は中におもちゃなどが仕込まれており子供達の楽しみのひとつである。
イースターエッグ、卵型の装飾品(シルバー製など)自体を飾る習慣は何故かイタリアではあまり見られず、装飾品としてのイースターエッグはファベルジェのインペリアルエッグ(帝政ロシア・皇帝へ献上された貴金属製で宝石があしらわれた宝飾品)
に代表されるような、正教のロシア
同じキリスト教でもアングロサクソン系(イギリス、アメリカ)の文化となっている。
時々フランスでもエッグ型のケースは見られるがイギリス、アメリカ、ロシアに比べたらその差は歴然としている。
イタリアでエッグ型の装飾品を見つけるのは至難の業である。(エッグチョコはメジャー)
他の写真
-
【商品のコンディションについて】当店のお品物はアンティーク/ヴィンテージ独特の風合いを損なわない様に軽度のクリーニングを施しております。永い年月を経て得たくすみ、キズ、錆び、歪みこそアンティーク/ヴィンテージの醍醐味でもあります。その旨ご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。【アンティークとは製造から100年以上経過しているもの(1900年代初頭〜それ以前)ヴィンテージとはそれより若いもの(〜1900年代後半)を指します】【当店のメダイに関しては年代のはっきりしないものが多い為アンティーク・ヴィンテージと両方表記させて頂きます】【バチカン(付属品)について】当店取り扱い商品にはバチカン(ネックレスを通す金属製のワッカ)が無い状態のものがあります。いずれも買い付け時の状態です。恐れ入りますが当店では新たにバチカンをお付けするサービスはしておりません。⇒バチカン無料サービス開始致しました。サイズ、色味は一種類のみ(銀古美)です、ご了承下さい。(一部例外として、キリスト磔刑十字架などはサイズが合わない為対象外とさせて頂きます。)