【十字架の道行き】【木製に金属枠二つ折オラトリー】フランス・アンティーク&ヴィンテージ聖品 [al160749500]

【十字架の道行き】【木製に金属枠二つ折オラトリー】フランス・アンティーク&ヴィンテージ聖品 [al160749500]

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商品詳細

【図柄など解説】
とても豪華な、「十字架の道行き」二つ折りオラトリーです。
第一留から第十四留まで1ページにつき2留ずつ場面が彫られています。

*十字架の道行き
十字架の道行き(じゅうじかのみちゆき)とは、カトリック教会で行われる儀式で中世末期から行われてきました。
キリストのまねびの一形態ともいえます。 イエス・キリストの受難の捕縛から受難を経て復活まで15の場面を個々の場所や出来事を心に留めて祈りを奉げます。
聖地巡礼ではそれぞれの場所で祈祷を行います。
これを模すためにカトリック教会の聖堂などにおいて壁に捕縛から埋葬まで14場面の聖画像が掲げてあります。
最後の15番目場面の復活は祭壇側に向かって祈ります。(但し四旬節中は、14番目までの祈りが奉げられます)

キリストの受難を黙想しながら祈る信心業、それを模した絵柄です。イエス・キリストがピラトから死刑の宣告受け、十字架上で亡くなり、葬られるまでの14の留(りゅう)の
ひとつひとつの絵柄が刻まれています。

I   第一留 イエス、死刑の宣告を受ける
II  第二留 イエス、十字架を担わされる
III 第三留 イエス、十字架の下に初めて倒れる
IV  第四留 イエス、悲しみの聖母に出会う
V   第五留 シモンがイエスの十字架を強いて背負わされる
VI  第六留 ヴェロニカ、イエスのみ顔を拭う
VII 第七留 イエス、再び十字架の下に倒れる
VIII第八留 イエス、嘆き悲しむ女性たちを慰める
IX  第九留 イエス、三度十字架の下に倒れる
X   第十留 イエス、衣服をはがされる
XI  第十一留 イエス、十字架につけられる
XII 第十二留 イエス、十字架上で息をひきとる
XIII第十三留 イエス、十字架より下ろされる
XIV 第十四留 イエス、埋葬される

【XV 第十五留 イエスは復活される】

彫りをよりシャープに出す為と、おそらく変色を避ける為に地金板にはシルバーではなく、もっと硬質な合金が使われています。
エングレーヴィングで彫られた原版を元に化学処理/エッチングされた金属板の凹部分に黒の塗料をすり込んであります。
外側は木製でローズウッドの美しい木目を活かしています。枠は真鍮にシルバー鍍金です。
内側に嵌め込まれた十字架のキリスト部分はこちらもまた真鍮製にシルバー鍍金です。
*エングレーヴィング
エングレービング(engraving)とは版画の凹版技法のひとつで、ビュランという先端にダイアモンド用の固い刃のついたノミのような器具を使い、金属版に線を彫ります。
その溝にインクを埋めそれを刷って作品にする版画技術で、紙幣、有価証券等にも使われる技法です。この鋭い彫りを活かして、そのまま作品にする事もあります。
洋彫りという名称で知られる、インチヂオーネ(イタリア語)は、まさにこのビュランで彫る技法で金属製のシガレットケースや装飾品に模様を彫ります。
表面に嵌め込まれた円形のレリーフはJHS(IHS)
*IHS ラテン語でIesus Hominum Salvator (救いの人イエス)の略称。
全体的に非常に状態が良く、破損、欠損一切無し。
閉じるとバチンと気持ちよい音がしてしっかりと閉じます。
時代はさほど古くなく、1900年代前期頃の品ですが、とても手が込んでおり、またコストも掛かっており
経済成長期の古きよき時代、だからこそ作る事が出来たと言えるとても贅沢な品です。

【素材】
 真鍮 シルバーメッキ 合金 ローズウッド
【重量】
 171.6g
【サイズ】
 124;80mm(閉じた状態)158mm(開いた状態) 厚み12mm

【備考】 
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。

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