イタリアで実際に使われていたアンティーク聖品です。
永い年月を経て味わいのあるお品となっております。

【図柄など解説】
＊礼拝の際などに携帯する為のお祈り本です。
＊表紙、裏表紙共に教会装飾を思わせるようなエンボスのデザインが施されています。表面絵柄は幼子イエスを抱く聖ヨセフ（キリストの育ての父）のご絵
＊背表紙部分が別の黒い紙によって修復されています（それによって表紙のご絵部分が一部隠れてしまっています）
＊27箇所にモノクロ挿絵あるいはご絵　うち14ページ分に「十字架の道行き」の絵が描かれています。（イエス・キリストの受難の捕縛から受難を経て復活まで15の場面）
＊本体に年号記載あり、1885年2月12日印刷許可とあります。
＊100年越えの紙媒体ですので、多少の汚れ、傷、剥離などございます。画像をよくご覧頂き、ご納得の上でのご購入をお願い致します。

【製造年代】
　1885年2月12日
【重量】
　約61.6g
【サイズ】
　107*74*14mm

【送料について】普通郵便お選びの場合は4ユーロになります。

【メモ】お祈り本とは…
礼拝時に所持する目的の携帯用サイズの小さな本で、内容は礼拝の作法や、各種お祈りの種類、祈りの文句などが記載されている、いわば「礼拝時お祈り台本」です。
中にはご絵や挿絵などが描かれているものもあります。
ホーリーカード（ご絵）を栞として挟んで使ったりするので、時々中から当時のご絵がいくつか出てくる時があります。
（そこで年代が分かるものもあります）
ネット上で「アンティーク　聖書」で検索すると似たような本を見かけることができますが、このサイズの「聖書」は存在しません。
万が一辞書のような激薄の紙で作られたとしても、聖書の内容をこれらのミニサイズに網羅することは不可能で、これらの時代のこの紙質で作られた聖書は、少なくとも図鑑サイズになります。
ですから、巷で「アンティーク聖書」と謳われているものの多くは誤りで、正しくは「アンティークお祈り本」となります。