【図柄など解説】
シルバー製のミニチュアのクラシックカーです。
イタリアではシルバー製の食器、調度品、額縁、置物、ジュエリー等、シルバー製品のみを扱うArgenteria（アルジェンテリーア、アルジェントはシルバーの意）という
ジャンルの店がいたるところにあります。
シルバー製品はとてもイタリア人（欧州人）に愛されており、また折々の機会にギフトとしてシルバー製品を送る風習が昔からあるため、単なる趣味嗜好を超えた、
もはや必需品でもあります。
本品はそのようなシルバー製品天国イタリアで作られた置物のひとつで、非常に細やかな表現、彫りがされています。
シルバーの品位800を意味する800の刻印あり。
シルバーミニチュアの多くがイタリア、特にアレッツオで作られてきましたが、国外に大量に流出したのか、意外にイタリア国内ではあまり見付からず、
良いものはイギリスのアンティーク市場に多く出回っています。

1940〜50年代イタリア製ヴィンテージシルバー800製ミニチュアクラシックカー
FIAT 8HP　（フィアット　オットアッカピー）
イタリアのアレッツォで製造


1901年に製造されたAristide Faccioli（アリスティデ　ファッチョーリ）によってデザインされた最後のモデル
またの名をFIAT8CV(CV＝Cavallo、馬力、の略
＝英語だとHP)
https://it.wikipedia.org/wiki/Fiat_8_HP

1901年から1902年の間にしか製造されなかったのは単純にそのあとのモデルが馬力がUPして10HP、12HPと続いたからのようです。
この手の車の元祖、みたいなモデルですね。

シルバーミニチュアの取り扱いを始めてしばらくして見つけて一目ぼれ、店主のプライベートコレクションとして購入したものです。
この手のものは時折見かけますが、こちらの科ほどディテールが細かく素晴らしい仕上がりのものが見付からなくて、惜しくて今まで何年もとっておいた品です。
2016年に購入して何度かツイッターで紹介（自慢）はしましたが、販売する気にはなれずに今までずっと手元にとっておいてました。
宝物です。
疎かにされがちな車体の裏まで凝っています。
そして車輪はスムーズにぐるぐる回ります。
完璧な品です。

【素材】
　シルバー800　800刻印あり（枝の根元、切り口近く）
【重量】
　104.6g
【サイズ】
　7cm/4.5cm

【備考】　
＊アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。