【図柄など解説】
チェコのヴィンテージパフュームボトルです。
チェコはかつてボヘミアガラスが伝統産業な位、ガラス細工が有名でした。18世紀半ば以降の戦争の影響でボヘミアガラスの輸出に制限がかかり危機が訪れましたがその後はステンドグラスの技術を使い
質の高い有色ガラスの製品を生産していくことでチェコのガラス工芸品は更に進化を遂げました。
19世紀に流行した透かし細工の金属製の枠とこのチェコの有色ガラスの組み合わせの香水瓶はその後、現代に至るまで作り続けられています。
プラハの街を歩いていても街中でこの「透かし細工が美しいガラス香水瓶」を多く見かけるそうです。
現行品はいかにも新品でギラギラしているものから、デザイン、テクスチャー、風合いをわざとアンティーク風にした、リプロダクト的なものまでピンキリで、実物を見ないと新旧の判別がしづらいのですが
本品はそれなりに経年による磨耗、変色等が見られます。
1900年代半ばから1900年代後半の品といったところでしょう。
プラハといえば「勝利の聖母教会」に中世に作られた幼子イエスの聖像「プラハの幼子イエス」。
勝利の聖母教会はこのプラハの幼子イエスの聖像によって有名になり、この聖像を見るために世界中から巡礼者、教皇も訪れる聖地になっています。
この幼子イエスの聖像ために世界中から沢山の冠と聖衣が贈られ（王侯貴族などからも）、この像は年に10回衣替えをしています。
そのプラハのイエスのレリーフが前面にデザインされています。
顔を正面にして左側の赤色ストーンが残念ながら欠損していますが、それ以外は破損欠損なく、とても良い状態です。
濃度の高い（パルファム）を入れて、スティックの先端で服などに付けて使うタイプの香水瓶ですが、中のスティックも無事に残っていますので実際にお使い頂けます。

【素材】
　ガラス　真鍮に金メッキ（オルモル）　
【重量】
　47.3g
【サイズ】
　63；38；厚み22mm

【備考】　
＊アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。