【図柄など解説】
日本で絶大な人気を誇る聖女の一人、マグダラのマリアのメダイです。1800年代後半〜1900年代初頭の品。
マグダラのマリアは有名で人気がある割には彼女をモチーフにしたメダイその他聖品が少ない聖人のひとりでもあります。
キリスト教の聖人の一人であり、イエスの復活を彼の弟子たちに伝える役目を請け負ったことから、『亜使徒』や『使徒たちへの使徒』と呼ばれています。
また聖書の中に、(墓に入っていると思われていたイエスの遺体に香油を塗るためマグダラのマリアは香油の入った壺を持って墓を訪れていた)という記述によって『携香女(けいこうじょ)』とも呼ばれています。
イエスによってマグダラのマリアに憑いた悪霊を払われたことで、彼女は心身の病を治すことができました。
磔にされたイエスを見守り、埋葬を見届け、そして後にイエスキリストの復活に最初に立ち会った一人として伝えられています。
イエスが磔刑に処せられた後、マグダラのマリア、マリア・サロメ、マリア・ヤコベ、従者のサラ、マルタ、ラザロたちが、エルサレムから小舟で逃れてサント=マリー=ド=ラ=メールへと流れ着きました。その後マグダラのマリアはサント=ボーム山塊の洞窟で余生を過ごしたとされています。マグダラのマリアのご絵やメダイには(洞窟内)(傍らに髑髏)(十字架)(聖書)あるいは(香油壷)
これはマグダラのマリアを意味する重要なアトリビュートです。
表面絵柄はそのサントボームの洞窟で十字架と聖書、傍らに髑髏、天を仰ぐマグダラのマリア、
STE(SAINTE) MARIE MADELEINE A LA STE(SAINTE)BAUME フランス語にて
サント・ボームにおわす聖なるマグダラのマリア
裏面には4人の天使に支えられ天上に召される長髪のマグダラのマリアが描かれています。
マグダラのマリアは他のメダイの絵柄でも度々長髪で描かれています。聖母のメダイとの大きな違いですぐに判別する事ができます。
こちらもフランス語にてSainte Marie Madeleine au St. Pilon STE(SAINTE)MARIA MADELEINE AU ST(SAINT)PILON
聖ピロンの礼拝堂の聖なるマグダラのマリア 聖ピロンとはサントボーム山塊の頂にある小さなチャペルです。
ラバルムではこの素晴らしい絵柄のメダイ、全く同じですが銅製で年季が入ってかなり黒ずんだものを一度だけ販売した事がありますが、
今回奇跡的に同じデザイン、サイズも近いもの(数ミリ違い)を2個入手しました。
(ひとつはこちらの真鍮製、もう一つは銅製 コチラ
https://labarum.ocnk.net/product/2541 )
全く同じメダイ(真鍮の方)で某有名アンティークショップでは38,800円という高額でソールドとなっておりました、今確認できるところでこのデザインのメダイは他店では全て売り切れとなっております。
今後リクエスト頂いても次に見つかるのはいつになるか見当もつきませんし、価格もいくらになるかわかりません(買い付け時の値段次第)
お探しの方はこの機会是非お見逃し無く。
【素材】
真鍮
【重量】
11.3g
【サイズ】
37mm;28mm(バチカン除く)
【備考】
*アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
*チェーンは撮影小物です。付属品ではありません。
*希少品につき個数割引対象外です。