【図柄など解説】
フリーメイソングッズでもレア中のレア、最高峰とも言ってもいい位素晴らしいマスターピース、マソニックボール。
・・・フリーメイソン(Freemasonry)は、16世紀後半から17世紀初頭に、判然としない起源から起きた友愛結社。 各地域の各ロッジ
事実上の総本部は(イングランド・連合グランドロッジ@ロンドン)
現在多様な形で全世界に存在し、その会員数は600万人を超え、うち15万人はスコットランド・グランドロッジならびにアイルランド・グランドロッジの管区下に、25万人は英連邦グランドロッジに、
200万人は米国のグランドロッジに所属している。「フリーメイソン」とは厳密には各個人会員の事を指しており、団体名としては英: Freemasonry(フリーメイソンリー)、
仏: Franc-maçonnerie(フランマソヌリ)、伊: Massoneria(マッソネリア)、独: Freimaurerei(フライマウレライ)、露: Масонство(マソンストヴォ)である
日本グランド・ロッジは「フリーメイスン」と表記している・・・
フリーメイソンというと世界を裏から操る謎の秘密結社、等々怪しい組織のようなイメージが先行していますが実際は
基本理念『自由、平等、友愛、寛容、人道』という5つを基に結成された友愛団体であり、慈善団体でもあり、つまるところは仲間内の人脈を活かした互助組織です。
献血運動や様々なチャリティー活動をしていたりイベントを企画したりとその活動内容はライオンズクラブやロータリークラブと似たようなものとのことです。
(店主はメイソンと関わりがございませんので詳しいことはわかりません、あくまでも伝聞です)
フリーメイソンリーの元々の始まりは独自の建築技術をもつ石工職人組合(ギルド)によるもので、当時は文字を読めない者にも仲間うちで情報や技術の伝達など
共有できるように様々な意味や独自の暗号ををシンボル(象徴)に込めました。そして仲間であることを確認しました。
そして現在に至るまで会員である証として実に様々なメイソングッズ(バッジ、指輪、文房具、etc)が作られており、マソニックボールもそのうちの一つです。
マソニックボールの完全な球体が開くとクロス(十字架)になり、角面にはそれぞれ暗号、意味を持つシンボルの絵柄が刻まれています。
(開くと星型になるものもあります。そちらは女性限定のメイソンリー、イースタンスターと呼ばれるものです)
・・・中世ヨーロッパでは、建築はあらゆる分野の技術に精通する必要がある「王者の技術」とされ、建築学や職人の社会的地位は高かった・・・
・・・石工の道具であった直角定規とコンパス(Square and Compasses)がシンボルマークとして描かれ、内部の階位制度には
「徒弟(Entered Apprentice)、職人(Fellow Craft)、親方(棟梁とも訳す。Master Mason)」の呼称が残っており・・・
石工、建築、そしてそれらに関する道具の絵柄なども重要な象徴としてされています。
マソニックボールは開き方と(球をどういう形状、タイプの爪で支えているか)、開いた時の形状(クロスあるいはスター)違いがありますが
今回の品(爪は固定で、球を下にずらして開くタイプ)では主に3段階にサイズ展開されており、こちらの品は中でも最小サイズで、球部分直径9.5mm重さは3.6g程
次に中サイズ 重さ6から7g前後、、そして大サイズ 重さ10から12g前後。
彫金技術的な観点から当然小さければ小さいほど技術的に各工程の難易度が増しますがそれも関係しているのか、マソニックボールを探すと中、大サイズはお金に糸目さえつけなければ
比較的すぐ見付かりますが、この最小サイズが見付かるのは本当に稀です。そして中、大サイズと比較にならないほどオークションでは争奪戦になります。
http://ameblo.jp/fortunaitaly/entry-12261483296.html 店主ブログ
https://youtu.be/EwoMINhw9YY 開く仕組みを撮影した動画
マソニックボールについて描かれたフリーメイソンリー・ロンドン・ミュージアム記事によると
・・・懐中時計が流行していたとき、フリーメイソンリーのウエストコートとチェーン先端にはしばしばこれらがぶら下げてありました。
これらは19世紀後半によく見られましたがこのマソニックボールは現在でも作られています。
(*注 同時に出来の悪い現行品のリプロダクト、フェイクも沢山作られています。実物を手にしてアンティークと比較すると一目瞭然です)
以下それぞれの面に描かれた絵柄の意味(日本語表現の仕方が難しい箇所がいくつもあり独自の翻訳をしました、意味が伝わりにくい箇所がありましたらすみません)
第1スクエア コンパス=(適切な限界を描く必要性) 太陽と月=(夜と日、天国) 測鉛線=(生命と行動の正当性と正直さ)
第2スクエア 水準器=(判断と平等) 2つの柱=(JachinとBoaz、フリーメーソンのためのソロモンの寺院の入り口を表す柱の名前) デルタ=(ギリシア文字、宇宙の建築家を象徴する)
第3スクエア(中央) 十字架とケーブルタイ(フリーメイソンの麻綱)=(*フレタニティの絆)
*フレタニティ フラタニティ(fraternity)とソロリティ(sorority)は、それぞれラテン語の「兄弟」及び「姉妹」を表す「frater」と「soror」に由来する言葉であり、
ライオンズクラブ、イプシロン・シグマ・アルファ、国際ロータリー、東方聖堂騎士団やフリーメイソン付随の組織であるシュライナーなど、多くの社交団体や慈善団体をさす場合に使われる単語
第4スクエア 小槌(議長や裁判官などが注目/静粛/着席などを促すために用いる専用の小槌)=(個性の洗練、情熱の抑制) 輝く星=(多くの解釈あり※フリーメーソンの5つの団体を含む)
六芒星=(ソロモンの印章) 三角定規=(異なる価値と資質の間の適切なバランス)。
第5スクエア 荒削りの石=(ありのままの人間、無知と垢抜けなさ) モザイク床=グランドロッジのソロモンの寺院のモザイクの床は通常白黒で表現される。白と黒の対比は善と悪を、光と闇を意味している)
7つの階段=(7つのリベラルアーツ(文法学・修辞学・論理学・算術・幾何学・天文学・音楽)と科学) 金ごて=(兄弟愛を広げる)
第6スクエア 髑髏と交差する骨=(メメントモリ;死を想え、死ぬべき運命) アカシア=(死と記憶) 研磨された石=(洗練され垢抜けた人間)
これらの多くの象徴にはフリーメイソンリーにとって鍵、重要な意味を持つ石工(ギルド)の工具が使用されています。また別の解釈もできます。
これらのレイアウトには意味があるとされ、各スクエアがそれぞれのロッジの位置や関係性をも表現しているとも言われています。
【素材】
K9ゴールド(外側) シルバー(内側スクエアパーツ)金メッキ(内側スクエア、シルバーの上に金メッキをかけ、手彫りで絵柄を彫りこんでいる)
MADE IN ENGLAND 刻印あり J・H・Wはマソニックボール製造で有名工房のメーカーズマーク
【重量】
3.6g
【サイズ】
球体部分直径9.5mm
【備考】
*アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、破損等ございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
*希少品につき個数割引対象外です。