【図柄など解説】
とても珍しい、モノグラムとクロスで構成された透かし細工のメダイです。
中央のクロスの形状はクロスパティー（鉄十字の元になった十字）で、小さくて見づらいですが中央にキリストの顔と模様が彫りこまれています。
裏面のクロスアームには縦方向にラテン語でOMNIA IN CHRISTO“INSTAURARE OMNIA IN CHRISTO” の略
ローマ教皇ピウス10世の信条である「すべてをキリストにおいて新たにすること」ALL THINGS IN CHRIST (To renew all things in Christ)
と刻まれています。
＊ローマ教皇ピウス10世ピウス10世（在位：1903年8月4日 - 1914年8月20日）カトリック教会の聖人であり、16世紀のピオ5世以来、400年ぶりに教皇として列聖された人物。
横方向には　19 MAI R.V 1912　R.Vはこのメダイを贈られた人物か、あるいは元の持ち主のイニシャルで、1912年5月19日と記念日が彫りこまれています。
モノグラム　アルファベットの　PA LV(U)RE LEは順番を入れ替えたりして意味を探しましたがそれらしい文献、言葉は見付かりませんでした。
バチカンを通すワッカ部分にシルバーを意味する刻印が打刻されています。
この素晴らしいメダイを作ったのは有名なメダイ彫刻家リュシアン・クドレ、裏面クロスアーム右端に銘があります。（彼の作品で有名なメダイに錨デザインのノートル・ダム・ド・ラ・ガルドのメダイがあります。
とても希少な、レアメダイで、偶然にもイギリス骨董商サイトで同じ物を見つけましたが、非常に高額でとても買い付けできる値段ではありませんでした。
こちらの品はフランスの骨董商から仕入れたものです、今後同じリクエストがあっても見付かるかどうか、また見付かってもこの値段で出せる確証はありません（高くなると思います）
珍しいレアメダイをお探しの方は是非この機会お見逃し無く。

【素材】
　シルバー　刻印あり
【重量】
　4.4g
【サイズ】
　29；25mm （バチカン除く）

【備考】　
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
＊チェーンは撮影用小物です。付属品ではございませんのでご注意下さい。
＊希少品につき個数割引対象外です。