ヨーロッパで実際に使われていたアンティーク・ヴィンテージメダイです。
永い年月を経て味わいのあるお品となっております。
【図柄など解説】
非常に歴史的価値のある希少なメダイです。
ナポレオン四世出生数ヵ月後に行われた洗礼式の記念メダイ。
LE PRINCE INPE_AL NAPOLEON BAPTISE A NOTRE-DAME LE 14JUIN 1856 フランス語
ナポレオン皇帝(ナポレオン三世)皇太子(ナポレオン四世) ノートルダムにて 1856年6月14日
裏面 NAPOLEON EUG.L.J.JOS 全名;Napoléon Eugène Louis Jean Joseph
ナポレオン・ウジェーヌ・ルイ・ジャン・ジョゼフ
PRINCE IMP_AL NE LE 16MARS 1856 皇帝の皇太子 1856年3月16日生
フランス初代皇帝ナポレオンボナパルトの甥にしてナポレオン三世シャルル・ルイ=ナポレオン・ボナパルトの、息子ナポレオン・ウジェーヌ・ルイ・ボナパルト(フランス第二帝政時代の皇太子=通称ナポレオン四世)(全名 ナポレオン・ウジェーヌ・ルイ・ジャン・ジョゼフ)
生まれた日付は1856年3月16日生、欧州ではふつう生まれて数ヶ月位に洗礼式を行います。洗礼式の日付は記述のように1856年6月14日
洗礼式が行われた教会はノートルダムとだけ記載されていますが、有名なナポレオンボナパルトの戴冠式がパリのノートルダム大聖堂で行われた事を考えると、おそらく同じ場所だと推測されます。
*追記;当時この洗礼式が行われたのはパリのノートルダム大聖堂であるという文献を見つけました。
表面絵柄;中央には洗礼式を行う司祭、右側に父であるナポレオン3世、左側に皇后ウジェニー、がわが子ウジェーヌ(ナポレオン4世)を抱えています。
初代フランス皇帝ナポレオンボナパルトが愛した、恋多き女性にして大変な浪費家だったジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ(ボアルネ子爵の未亡人)
ジョゼフィーヌとボナパルトの間には子供に恵まれず、実子が出来ない、浪費が酷い、その他諸々の理由でボナパルトの兄弟姉妹に忌み嫌われていたジョゼフィーヌは、前夫ボアルネ子爵との間にもうけた娘オルタンスをナポレオンの弟ルイと結婚させ、後にオルタンスはオランダ王妃まで上り詰めます。
(晩年ジョセフィーヌとの間に跡継ぎがとうとう生まれなかったこと、また既にジョセフィーヌに対してナポレオンの愛情が無くなってしまったこと、また他の女性との間に実子が生まれたことなどにより、ジョセフィーヌは離縁されます。)
このジョセフィーヌの連れ子のオルタンスと、ナポレオンボナパルトの弟ルイとの間に生まれた子(ナポレオンボナパルトの甥にしてジョセフィーヌの孫)がフランス第二帝政の皇帝(在位:1852年 - 1870年)ナポレオン3世として
君臨したまさにその時期、皇帝に即位してから4年後というまさに絶頂の時に生まれた息子ナポレオン・ウジェーヌ・ルイ・ボナパルト(ナポレオン四世)の記念すべき洗礼式、を祝うために作られた
記念メダイという、まさに歴史の証人、歴史的価値の高いメダイといえます。
【素材】
真鍮
【重量】
5.5g
【サイズ】
28;23mm (バチカン除く)
【備考】
*アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
*チェーンは撮影用小物です。付属品ではございませんのでご注意下さい。
*希少品につき個数割引対象外です。