ヨーロッパで実際に使われていたアンティーク・ヴィンテージ品です。
永い年月を経て味わいのあるお品となっております。

【図柄など解説】
シルバー800製のカフェスプーンです。
イタリアで作られた、Firenzeのモチーフの持ち手のシリーズ。
イタリアはカフェ文化、日に何度もバールや自宅、オフィスでカフェを口にします。カフェはイタリア人にとってとても大切なもの。
イタリア人はどの家庭にもお客様をもてなす際のとっておきカフェ用カップやソーサー、カフェスプーンを持っています。カフェを楽しみつつ同時に素敵カップやスプーンについて
語ったり褒めたりします。（イタリア人はとにかく家自慢、絵画や調度品自慢が大好きです。）
そんな楽しいカフェタイムの為に作られたカフェグッズにはこうして、普段使いというよりもお客様の為に使う、装飾の凝ったものが沢山あります。
本品はそんなカフェグッズのひとつで、イタリア人にとってはこれまた重要なシルバー製。
イタリアではシルバー製の食器、調度品、額縁、置物、ジュエリー等、シルバー製品のみを扱うArgenteria（アルジェンテリーア、アルジェントはシルバーの意）という
ジャンルの店がいたるところにあります。
シルバー製品はとてもイタリア人（欧州人）に愛されており、また折々の機会にギフトとしてシルバー製品を送る風習が昔からあるため、単なる趣味嗜好を超えた、
もはや必需品でもあります。
Firenzeフィレンツエがテーマの持ち手の6本組みセットで、そのうちの2本をセットにしての出品です。（他に2出品あります）
Firenzeの有名な観光スポット、ウフィツイ美術館の奥にあるパラッツォベッキオ。屋外のダビデ像（レプリカ）で有名ですが、その搭の頂上にあるFirenzeの象徴、シンボルの
髭の生えたフルールドリスを支える獅子の持ち手。もう一方はポンテヴェッキオでおなじみアルノ川を渡るゴンドラを模した持ち手。
いずれも両面立体デザインで、表も裏もしっかりと細かく凝った彫りが施されています。柱部分は花や植物の茎が絡まりあったデザイン。
スプーンの掬う部分の内側にシルバー800を意味する800の刻印が打たれています。

【素材】
　シルバー　800　（800刻印あり）
【重量】
　獅子　10.4g　ゴンドラ　9.6g
【サイズ】
　獅子　12.2cm；2.3cm　ゴンドラ　10.6；2.3cm

【備考】
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。