ヨーロッパで実際に使われていたアンティーク・ヴィンテージメダイです。
永い年月を経て味わいのあるお品となっております。

【図柄など解説】
非常に珍しく入手困難な、手描きエマイユのミニアチュールのクロス型メダイです。
裏側にフランス語でルルド　記念と刻まれています。ルルドの巡礼記念品として作られたと思われます。
フリットと呼ばれる細かい色ガラス粒子を塗りつけ何度も焼成を重ねる技法の手描きエマイユで、非常に多くの工程を重ねて作られた品です。
聖品としてのメダイというよりも美術品としての価値があります。
土台はシルバーで（刻印あり）、青系のフリットや肌色のフリット、金などを使って聖母やクロスアームを色づけしていき何度も焼成、最後の仕上げに表面に薄い無色透明の
ガラス膜が施されています。
手描きエマイユ技法が使われる場面は多くは風景画、肖像画、婦人画などが多く（ブローチやリングに加工）、メダイではほとんど見られません。
ただこの横顔の（ルルドの聖母）のエマイユメダイはデザイン違いで3個ほど当店で取り扱いがありました。聖母の横顔の表情、なにより構図が同じなので、
いずれも同じ工房のものかと思われます。
クロスアーム一番下の右端がよく見ないとわからないくらいですが、ごく僅かに表面の透明ガラス層が欠けています。それ以外は特筆すべき欠点無し、
保存状態良好です。

【素材】
　シルバー　ガラス（エマイユ）　金
【重量】
　3.4g
【サイズ】
　40：22mm （バチカン除く）

【備考】　
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
＊チェーンは撮影用小物です。付属品ではございませんのでご注意下さい。