【アンティークヴィエナブロンズ】【コウノトリ】オーストリア・アンティーク&ヴィンテージ品 [al1755]
【アンティークヴィエナブロンズ】【コウノトリ】オーストリア・アンティーク&ヴィンテージ品
[al1755]
販売価格: 26,800円(税込)
商品詳細
【図柄など解説】
アンティークヴィエナブロンズのコウノトリです。
*アンティークヴィエナブロンズとは*
19世紀中頃、ビーダーマイヤーの時代にオーストリアのウィーンで誕生して以降名物として現在も作られ続けている(コールドペイント)されたブロンズ作品です。
様々なテーマで作られていますが特に自然の動物、擬人化された動物、オリエンタルな雰囲気の中東やアジア人、黒人のモティーフが多く、世界中に熱狂的なファンが多く蒐集家の垂涎の的です。手の平に乗るサイズの芸術品、といったところでしょうか。
ヴィエナブロンズは優れた彫刻師達によって作られた原型を元にキャスト(鋳造)します。一つの作品を何分割かにパーツ分けするときもあり、それぞれブロンズをキャストし、ロー付けして組みたててから塗り師に手渡されました。
いずれも高度な技術を持った専門職が必要でした。
コールドエナメルと呼ばれる、油性顔料で塗りを施す(コールドペイント)前段階処理として火をかけ表面を科学的に酸化させ古色を出し、更に重鉛ベースの塗料を何度かブロンズに塗布し、独特の風合いを出します。
この鉛ベースの塗料が20世紀の変わり目頃に、職人の体に害を及ぼすとして禁止されてから、この行程が省かれてしまいました。現在作られているヴィエナブロンズは深みや味わいの無い、平坦な感じのチープな色合いと質感になってしまっているのはこのせいです。
ヴィエナブロンズは19世紀、ビーダーマイヤーの時代に誕生しました。
(*19世紀前半のドイツやオーストリアを中心に、もっと身近で日常的なものに目を向けようとして生まれた市民文化の形態の総称。示す概念によってビーダーマイヤー様式、ビーダーマイヤー文学、ビーダーマイヤー時代などのようにあらわす。文脈によっては小市民と同義で使われる)
ビーダーマイヤーでは自信に満ちたブルジョワ達が新しい生活様式や文化を発展させました。
世紀の変わり目には約50ものヴィエナブロンズ製造業者がウィーンにありました。
すぐにヴィエナブロンズは高級品として国内外で高く評価され、世界中の蒐集家を魅了しました。
ヴィエナブロンズのテーマはしばしば漫画的、風刺的な表現、
ペットや森の動物、東洋を題材にしたもの、黒人、さらにはエロティックなものまで様々でした。
ヴィエナブロンズの話題になると必ず出てくるのが【ベルグマン】
当時のヴィエナブロンズで最も有名かつ人気の工房でした。(現存します)
1860年頃、最初のヴィエナブロンズ工房を構えた職人フランツ・ベルクマン (1838-1894)と息子のフランツ・クサーヴァー・ベルクマン(1861-1936)の手掛けた作品はヴィエナブロンズ界では最高峰です。現代物でもその原型が使用されているため(前述の通り仕上げ行程が違うので仕上がりが全然違いますが)刻印入りのアンティーク作品は蒐集家に人気が高く非常に高額で取引されています。
ヴィエナブロンズの多くは刻印や工房マークがありません。芸術品というよりも工芸品、高級なお土産物的に発生したものなのでその必要性を当時誰も感じなかったのかもしれません。それゆえに多くの素晴らしい原型を残した当時のアーティストの名前は残っておらず殆ど知られていません。
現行品は前述の通り鉛ベースの塗料使用禁止により、かつてのものとは全く別物と言える程途中行程を省いています(省かざるを得ない)
現在、ヴィエナブロンズで検索すると新しいものも古い物もまぜこぜで見付かりますが、新しいものは一発で、見てすぐに分かります。
アンティークヴィエナブロンズは更に、エイジング(経年による磨耗や劣化)で
なんとも言えない味わいが増しています。一度本物を手にして、それに目が慣れるとすぐに判別できます。
アンティークヴィエナブロンズ コウノトリ
ヴィエナブロンズで鳥モチーフは動物モチーフの中でも特に人気だったようで、オウムやセキセイインコ、野鳥類はとても多く作られています。
こちらはコウノトリ。
コウノトリといえば、「赤ちゃんはコウノトリが連れて来る」(ディズニーの古い映画 ダンボにもそのような描写があります)
シルバーミニチュアでもよく作られるモチーフで、赤ちゃんの誕生記念にもよくその手のイラストが描かれていたりします。
とても身近で親しみをもたれている(ラッキー)幸運を運んでくるモチーフです。
アンティークヴィエナブロンズの良さのひとつに、表面のコールドペイントが磨耗や変色して、更に地金のブロンズが見え隠れしていて
このエイジングこそが、アンティークヴィエナブロンズの良さともいえます。
*アンティークヴィエナブロンズの日本での相場は
2センチ前後の小作品などで3万円代、
中型のもので5〜6万前後
中型〜大型作品は安くて9万円代から十数万〜
後はレアなもの(フランツ・ベルグマン作品など)になればなるほど値段が更に高くなっていきます(数十万など)
【素材】
ブロンズ コールドペイント
【重量】
17.0g
【サイズ】
高さ48/26/16mm
【備考】
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
アンティークヴィエナブロンズのコウノトリです。
*アンティークヴィエナブロンズとは*
19世紀中頃、ビーダーマイヤーの時代にオーストリアのウィーンで誕生して以降名物として現在も作られ続けている(コールドペイント)されたブロンズ作品です。
様々なテーマで作られていますが特に自然の動物、擬人化された動物、オリエンタルな雰囲気の中東やアジア人、黒人のモティーフが多く、世界中に熱狂的なファンが多く蒐集家の垂涎の的です。手の平に乗るサイズの芸術品、といったところでしょうか。
ヴィエナブロンズは優れた彫刻師達によって作られた原型を元にキャスト(鋳造)します。一つの作品を何分割かにパーツ分けするときもあり、それぞれブロンズをキャストし、ロー付けして組みたててから塗り師に手渡されました。
いずれも高度な技術を持った専門職が必要でした。
コールドエナメルと呼ばれる、油性顔料で塗りを施す(コールドペイント)前段階処理として火をかけ表面を科学的に酸化させ古色を出し、更に重鉛ベースの塗料を何度かブロンズに塗布し、独特の風合いを出します。
この鉛ベースの塗料が20世紀の変わり目頃に、職人の体に害を及ぼすとして禁止されてから、この行程が省かれてしまいました。現在作られているヴィエナブロンズは深みや味わいの無い、平坦な感じのチープな色合いと質感になってしまっているのはこのせいです。
ヴィエナブロンズは19世紀、ビーダーマイヤーの時代に誕生しました。
(*19世紀前半のドイツやオーストリアを中心に、もっと身近で日常的なものに目を向けようとして生まれた市民文化の形態の総称。示す概念によってビーダーマイヤー様式、ビーダーマイヤー文学、ビーダーマイヤー時代などのようにあらわす。文脈によっては小市民と同義で使われる)
ビーダーマイヤーでは自信に満ちたブルジョワ達が新しい生活様式や文化を発展させました。
世紀の変わり目には約50ものヴィエナブロンズ製造業者がウィーンにありました。
すぐにヴィエナブロンズは高級品として国内外で高く評価され、世界中の蒐集家を魅了しました。
ヴィエナブロンズのテーマはしばしば漫画的、風刺的な表現、
ペットや森の動物、東洋を題材にしたもの、黒人、さらにはエロティックなものまで様々でした。
ヴィエナブロンズの話題になると必ず出てくるのが【ベルグマン】
当時のヴィエナブロンズで最も有名かつ人気の工房でした。(現存します)
1860年頃、最初のヴィエナブロンズ工房を構えた職人フランツ・ベルクマン (1838-1894)と息子のフランツ・クサーヴァー・ベルクマン(1861-1936)の手掛けた作品はヴィエナブロンズ界では最高峰です。現代物でもその原型が使用されているため(前述の通り仕上げ行程が違うので仕上がりが全然違いますが)刻印入りのアンティーク作品は蒐集家に人気が高く非常に高額で取引されています。
ヴィエナブロンズの多くは刻印や工房マークがありません。芸術品というよりも工芸品、高級なお土産物的に発生したものなのでその必要性を当時誰も感じなかったのかもしれません。それゆえに多くの素晴らしい原型を残した当時のアーティストの名前は残っておらず殆ど知られていません。
現行品は前述の通り鉛ベースの塗料使用禁止により、かつてのものとは全く別物と言える程途中行程を省いています(省かざるを得ない)
現在、ヴィエナブロンズで検索すると新しいものも古い物もまぜこぜで見付かりますが、新しいものは一発で、見てすぐに分かります。
アンティークヴィエナブロンズは更に、エイジング(経年による磨耗や劣化)で
なんとも言えない味わいが増しています。一度本物を手にして、それに目が慣れるとすぐに判別できます。
アンティークヴィエナブロンズ コウノトリ
ヴィエナブロンズで鳥モチーフは動物モチーフの中でも特に人気だったようで、オウムやセキセイインコ、野鳥類はとても多く作られています。
こちらはコウノトリ。
コウノトリといえば、「赤ちゃんはコウノトリが連れて来る」(ディズニーの古い映画 ダンボにもそのような描写があります)
シルバーミニチュアでもよく作られるモチーフで、赤ちゃんの誕生記念にもよくその手のイラストが描かれていたりします。
とても身近で親しみをもたれている(ラッキー)幸運を運んでくるモチーフです。
アンティークヴィエナブロンズの良さのひとつに、表面のコールドペイントが磨耗や変色して、更に地金のブロンズが見え隠れしていて
このエイジングこそが、アンティークヴィエナブロンズの良さともいえます。
*アンティークヴィエナブロンズの日本での相場は
2センチ前後の小作品などで3万円代、
中型のもので5〜6万前後
中型〜大型作品は安くて9万円代から十数万〜
後はレアなもの(フランツ・ベルグマン作品など)になればなるほど値段が更に高くなっていきます(数十万など)
【素材】
ブロンズ コールドペイント
【重量】
17.0g
【サイズ】
高さ48/26/16mm
【備考】
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
他の写真
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【商品のコンディションについて】当店のお品物はアンティーク/ヴィンテージ独特の風合いを損なわない様に軽度のクリーニングを施しております。永い年月を経て得たくすみ、キズ、錆び、歪みこそアンティーク/ヴィンテージの醍醐味でもあります。その旨ご理解頂いた上でのご購入をお願い致します。【アンティークとは製造から100年以上経過しているもの(1900年代初頭〜それ以前)ヴィンテージとはそれより若いもの(〜1900年代後半)を指します】【当店のメダイに関しては年代のはっきりしないものが多い為アンティーク・ヴィンテージと両方表記させて頂きます】【バチカン(付属品)について】当店取り扱い商品にはバチカン(ネックレスを通す金属製のワッカ)が無い状態のものがあります。いずれも買い付け時の状態です。恐れ入りますが当店では新たにバチカンをお付けするサービスはしておりません。⇒バチカン無料サービス開始致しました。サイズ、色味は一種類のみ(銀古美)です、ご了承下さい。(一部例外として、キリスト磔刑十字架などはサイズが合わない為対象外とさせて頂きます。)