【音楽の守護聖人セシリア】【1800年代半ばご絵】イタリア・アンティーク&ヴィンテージホーリーカード [im04802340]

【音楽の守護聖人セシリア】【1800年代半ばご絵】イタリア・アンティーク&ヴィンテージホーリーカード [im04802340]

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商品詳細

【図柄など解説】
〜音楽の守護聖人セシリア〜
神を賛美するのに楽器を奏でながら歌ったという言い伝えから音楽の守護聖人とされる聖セシリア。
セシリアを冠したカトリック系の私立学校は日本にもある為、キリスト教とは無縁の方もその名は聞いた事があると思います。
音楽の守護聖人ゆえにその姿の多くは楽器を奏でていたり、手にした姿が多く、有名なところでは17世紀イタリアはフィレンツエにおいてCarlo Dolciカルロ・ドルチによって描かれたオルガンを奏でる聖女セシリアの姿の宗教絵画などがあります。
こちらのホーリーカード(ご絵)はセシリアのアトリビュートの楽器(多くはオルガンや竪琴)竪琴を持った立ち姿が描かれています。

〜聖セシリア殉教者〜
ローマの裕福な貴族の家に生まれたセシリアは親の薦めた相手との結婚をするも信教の為に純血を守ることを相手に打ち明けました。感銘を受けた結婚相手は自らも弟とともに洗礼を受けます。彼らは迫害され殉教した人々の遺体を丁寧に葬る活動をしていましたがそれを当時キリスト教を迫害していたローマ総督に知られる事となり、結婚相手(青年バレリアノ)と弟は捕縛され信仰を捨てるよう命じられるも拒否したため処刑されました(斬首刑)
セシリアは彼らの遺体を引き取り埋葬し、その後は自分の家をカタコンベ(地下墓地)にし、聖堂(後の聖セシリア教会)にした事がこれまた総督に知られ捕縛されます。同じ様に信仰を捨てるように命じられるも彼女はそれを拒否した為、激しい拷問刑にかけられるも不思議な力によって苦痛もなく汗ひとつかかない彼女をとうとう最後は首を切りつけ、3日間の苦しみの後殉教死しました。
信徒達は彼女の聖遺骸をカタコンベ(ローマの(サン・カリストのカタコンベ)に葬り、その後1599年に腐敗していない彼女の聖遺骸が発見されたと伝えられています。(サンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ聖堂に移されました)
その姿を元にセシリアの墓の上には当時有名な彫刻家ステファノ・マデルノによって彫られた像が設置されています。
手を縛られ絶命させる為に首の後ろ(うなじ)を切られた痛々しい姿はセシリアの想像を絶する苦痛、最後をありありと現しています。


【サイズ】
 109/57mm

【備考】 
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。

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