【アンヌ・ド・ブルターニュ紋章エルミーヌとフルールドリス】【ヴェスタケース】フランス・アンティーク&ヴィンテージ品 [al161015100]

【アンヌ・ド・ブルターニュ紋章エルミーヌとフルールドリス】【ヴェスタケース】フランス・アンティーク&ヴィンテージ品 [al161015100]

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商品詳細

【図柄・刻印・フレーズ解説】
ブルターニュ紋章のシンボルの動物、古くから使われているエルミーヌ・プランの元となった、王冠とエルミーヌ(オコジョ)モチーフのヴェスタケース(マッチケース)。
1900年代初頭の品です。
ヴェスタという短いろう製のマッチを収納する小さな携帯用ケースで、1800年代前半以降、爆発的な喫煙ブームと共に
屋外にマッチを持ち出せるように実に様々な素材や形状のものが作られるようになりました。(1890年から1920年にかけて、幅広く生産されました。)
多くのヴェスタケースは当時のヴェスタ(現代のマッチより短め)が収まるように作られています。
本体は真鍮製で表面にシルバーメッキが施され、シルバー独特の黒ずみ(硫化)でいい色合いになっています。
表面中央にはブルターニュ女公でおなじみ、アンヌ・ド・ブルターニュの「エルミーヌ」の紋章があしらわれています。
上下にフランスを代表する紋章のフルールドリス。
*エルミーヌの紋章について
夫のルイ12世の紋章(王冠とヤマアラシ)、妃アンヌのこのエルミーヌ、二人の間の娘のクロード・ド・フランス(次代ブルターニュ女公)の紋章、矢の刺さった白鳥、
ルイ12世とアンヌの間に男子が居なかったため婿に来たクロードの又従兄弟のフランソワ1世の紋章(王冠とサラマンダー)
この4紋章は昔から現在に至るまでフランスでとても人気で沢山の工芸品やアイテムが作られ続けています。
その中でもこの「エルミーヌ」は一番人気で、アンティークでも様々なアイテムが今でも高額で取引されています。
*エルミーヌの歴史
*エルミーヌ、またはオコジョは、14世紀後半にブルターニュ公ジャン4世の紋章の動物となった。
紋章のエルミーヌは後で、教会や城を含む数多くの場所に登場するようになった。
庶民の伝承によると、アンヌ・ド・ブルターニュが自らの宮廷を引き連れ狩猟に出かけたとき、汚い湿原を横切るよりも死を選ぶという白いオコジョを見つけた。
このエピソードは、女公アンヌのモットー"Potius mori quam foedari"(不名誉よりも死を)にインスピレーションを与えたとされる
*エルミーヌ=アーミン(英: Ermine、古仏: 仏: Hermine)は、紋章学においてオコジョ(シロテン)の毛皮を表すティンクチャー。(画像参照)
BRETAGNE *ブルターニュ ブルターニュ (フランス語: Bretagne)は、フランス北西部にある地域。
かつてはブルターニュ王国、そしてブルターニュ公国という独立国だったが、1532年にフランスに併合され州となった。ブルターニュは6つあるケルト国の1つとみなされている
時には、現在のブルターニュ地域圏と区別する目的で「歴史的なブルターニュ」(Bretagne historique、ブルターニュ・イストリック)と呼ばれることもある。
ヴェスタケースは様々な形状やデザインがありますがこちらは多角柱型でシャープでシンプルなデザインが潔くて素敵です。
上の蓋はバネ性が利いていてバチンと気持ちよく、しっかりと開閉します。
底のギザギザはマッチを擦るためのものです。
状態はとても良く、破損欠損無し、文句無しの逸品です。

【素材】
 真鍮 シルバーメッキ
【重量】
 21.0g
【サイズ】
 42;26mm 厚み16mm

【備考】 
*アンティーク、ヴィンテージ、中古品は経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。

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