【リアルなセミ型ブローチ】【シルバー製】【南仏の幸運モチーフ】フランス・アンティーク&ヴィンテージ品 [al1376]

【リアルなセミ型ブローチ】【シルバー製】【南仏の幸運モチーフ】フランス・アンティーク&ヴィンテージ品 [al1376]

販売価格: 18,400(税込)

商品詳細

【図柄など解説】
見事なまでに精巧に作られたシルバー製のセミ型ブローチ。
セミの表現は、虫好きをも唸らせる程、非常に精密に細やかな所までよく表現されています。
セミを一度でも手にして観察した事がある人は分かるかと思いますが、羽の表現など素晴らしいです。
特に腹側の表現、これは虫好きには溜まらない、お腹の節々や、脚など。虫嫌いには別の意味で溜まらない、嫌というほどリアルに表現されています。
アンティークのジュエリーには虫をモチーフしたものが多く作られていますが、日本と違い欧州は驚く程昆虫類をお目にかける機会がありません。
セミもいますが、日本と比較すると圧倒的に種類も少なく、また、目にする機会も殆どありません。
人間が虫と親しく接する機会が無く、虫取りという遊びも子供達は知りませんしそういう習慣がありません。そういった歴史を持つ欧州の人間が
どのような気持ち、考えでわざわざ虫をモチーフにするのか(自然と一体である農耕民族の日本人と違い)そういう背景をも含めて考察すると
単なるアンティーク、で終わるのはそれこそ勿体無い、非常に興味深く、価値ある品です。
アンティークのセミのモチーフは特にフランス方面で多く見かけます。以前セミと葉っぱのモチーフのペーパーナイフを入手しましたがフランスからの買い付けでした。
なんでもセミはフランス、特に南仏の幸運を呼ぶモチーフです。イタリアだと圧倒的に天道虫だったりしますがそれに匹敵するレベルで愛されています。
セミのイメージは忍耐強い、太陽の申し子、夏、バカンス。幸福のシンボル。セミには北限があり南仏ではメジャーですが、例えばパリでセミの鳴き声は聞きません。
夏にバカンスで南仏、プロヴァンスに訪れる人々の幸せのモチーフです。
そして、作りの面において
今回の品が凄いのは、シルバー製であることと(シルバーチェック済み)、製造法が安価なキャスト(鋳造)ではなく、古きよき時代の、お金をかけたプレス製法&ロー付けである事
現代はコスト削減で型に流し込み一発で仕上げるキャスト(鋳造)が主ですが、昔はお金が掛かっても、プレス製法でクオリティの高いものを作っていました。
羽2枚別々、胴体上面、胴体下面、6本の脚それぞれ別、そしてブローチ金具と今じゃ考えられない位パーツ分けと、それぞれ工賃が掛かっています。
羽の内側端に作家の銘GUIRAUD(ギロー)が打刻されています。
6本中一番下の一本脚が欠けています、セミの口吻(針のような棒)の先端若干折れています。(元々はどこまで長さがあったかは不明)それ以外は特に目立つ傷や凹み等無し、良い状態です。
ブローチ金具も問題無しきちんと機能しますが、針の先端がつぶれているので、ブローチとしてご使用いただく前に先端を少し紙ヤスリあるいは爪ヤスリ等で尖らせて頂く必要があります。

【素材】
 シルバー
【重量】
 10.7g
【サイズ】
 53;25mm

【備考】 
*アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
*希少品につき個数割引対象外です。

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