【ラ・サレットの聖母】【PENIN PONCET】【1800年代後期】フランス・アンティーク&ヴィンテージメダイ [al1237]

【ラ・サレットの聖母】【PENIN PONCET】【1800年代後期】フランス・アンティーク&ヴィンテージメダイ [al1237]

販売価格: 6,480(税込)

商品詳細

【図柄など解説】
1800年代後期のラ・サレットの聖母のメダイです。
*ラ・サレットの聖母=ラ・サレットの聖母 (Notre-Dame de La Salette) は1846年9月19日、フランスのラ・サレット (La Salette)
において牛飼いの少女メラニー・カルヴァと11歳の牛飼いの少年マクシマン・ジローの2人の子供が報告した聖母の出現。
*泣いている貴婦人
ー1846年にはラ・サレットの村は8個から9個の小さな集落が散らばった小さな村で、人口は約800人程、小規模な農家たちの集落であった。1846年9月19日の土曜の夜、マクシマンとメラニーは、
牝牛の見張りをしながら山から帰ると、そこに「美しい女性が山でひどく泣いているのを目撃した。」と報告した。曰く彼らは座って休みながら肘と手で顔を覆っている彼女の顔の傍らに座った。
彼女の服装は、真珠がちりばめられている白いローブで装われ、そして、金色のエプロン、足には白い靴と大きな頭の飾りとバラの花、小さなチェーンで彼女の首から下がる十字架像を身につけていた。
彼らに話しかけている最中彼女はずっと泣き続けていたー
人類の罪の深さ、愚かさに嘆き、またそれによって大きな天罰を招こうとしている事、警告を嘆き悲しみ泣きながら二人の子供にメッセージを残した「ラ・サレットの聖母」
表面には王冠をかぶった聖母立像どこかしら憂いを感じさせる姿、裏面には二人の子供にメッセージを語り伝える姿が描かれています。
聖母像の彫刻も勿論周囲の構図やデザインがとにかく美しいこのメダイは、芸術家ジャン・バティスト・ポンセ (JeanーBaptiste Poncet, 1827ー1901)によるもので
当店でもいくつか扱ったL.PENINリュドヴィク・ペナン (Ludovic Penin 1830-1868 19世紀前半以来四世代にわたってメダイ彫刻家を輩出したリヨンのペナン家のひとり。
類稀な才能で弱冠34歳(1864年)にして当時の教皇ピウス9世よりカトリック教会公式メダイユ彫刻家に任命されたメダイ彫刻家
その彼の作品をいわば(当世風)に改良した作品です。L.PENINの素晴らしい彫刻メダイを更に、当時流行したアールヌーヴォーの影響を受けながら都会的、洗練された優雅さをくわえて
復活させました。
その為ジャン・バティスト・ポンセの作品にはふたりの連名を意味する(PENIN PONCETあるいはP P LYON)の銘が刻印されています。
普通のメダイと比べて比較にならないほど美しく優雅で、美術メダイと分類すべきほど、非常に美しく細かな彫りが施されています。
表面外周文字内容はフランス語でN.D.(NOTRE DAME)DE LA SALETTE RECONCILIAT.(ION) DES PECHEURS PRIEZ POUR NOUSサレットの聖母出現
サレットの和解の聖母 我らが罪を許し祈りたまえ
裏側にはフランス語でEU BIEN MES ENFANTS VOUS LE FEREZ PASSER A TOUT MON PEUPLE 19 SEPT 1846
私の子供たちは、私のすべての人々に(メッセージを伝えに)ゆくでしょう 1846年9月19日
磨耗も無くとてもはっきりと、聖母の表情も細かく素晴らしく、文句なしの逸品です。
表面のシルバーメッキがシルバー独特の黒ずみ(硫化)でいい色合いになっています。

【素材】
 合金 シルバーメッキ 真鍮(バチカン)
【重量】
 13.2g
【サイズ】
 37;33mm (バチカン除く)

【備考】
*チェーンは撮影用小物です。付属品ではございませんのでご注意下さい。 
*アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
*希少品につき個数割引対象外です。

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