【アールヌーヴォー調ヒイラギと雛菊】【ダンスカードブック】イタリア・アンティーク&ヴィンテージ品 [al1166]

【アールヌーヴォー調ヒイラギと雛菊】【ダンスカードブック】イタリア・アンティーク&ヴィンテージ品 [al1166]

販売価格: 9,980(税込)

商品詳細

ヨーロッパで実際に使われていたアンティーク・ヴィンテージ品です。
永い年月を経て味わいのあるお品となっております。

【図柄など解説】
1900年代初頭〜前半のダンスカードブックです。
ダンスカードとは舞踏会で気になるお相手、一緒に踊ったお相手の名前や、掛かった曲名などを書き留めるために使用されました。
18世紀には既に登場し、19世紀から第一次世界大戦が始まる前までは、装飾が非常に凝ったもの、銀や金製のもの、宝石をあしらった高級なものまで作られていました。
美しいアールヌーヴォー調のの装飾の真鍮の上にシルバー色金属メッキが施されており、経年によってシルバーは黒ずみ(硫化)、ところどころ磨耗によって地金の真鍮が覗きとても良い風合いです。
柄は表面にはクリスマスリースでおなじみ、ヒイラギの枝。
*クリスマスはヨーロッパ各地にあった冬至祭がキリスト教の影響を受けたものとされています。
十九世紀に普及したリースは、緑は農作物の生長、ヒイラギの実の赤は太陽の炎と生命力、ヒイラギのとげやベルの音は魔よけ、松かさは豊穣多産の象徴として飾られました。
またヒイラギの葉の刺はキリストが十字架につけられる時にかぶせられたイバラの冠につながり、キリスト受難の象徴であり、ヒイラギの赤い実は救いのためにキリストが流した血を意味するとされています。
このように、クリスマスリースの中で、ヒイラギの持つ意味には大きなものがあります。 
裏面には雛菊、聖母の涙から生まれた、復活祭の時期に咲く小さな花、など 聖母の象徴、純粋、無垢などの花言葉がある花の柄が彫りこまれています。
手帳としての機能性は損なわれておらず、鉛筆自体がストッパーになっており、抜くと勢いよく開きます。バネ性が利いています。
中にメモが収まっています。当時そのままで現存しているのは非常に珍しいです。
表面に元の持ち主の名前らしきものが手彫りで彫りこまれています。裏面には右下に彫刻家銘あり。

【素材】
 真鍮 シルバー色金属メッキ 鉛筆 
【重量】
 32.2g
【サイズ】
 (バチカン除く)73;48

【備考】 
*アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお
*希少品につき個数割引対象外です。

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