【アミアン大聖堂嘆きの天使】【シルバー鍍金一部エナメル】【元ブローチ】フランス・アンティーク&ヴィンテージメダイ [al1095]

【アミアン大聖堂嘆きの天使】【シルバー鍍金一部エナメル】【元ブローチ】フランス・アンティーク&ヴィンテージメダイ [al1095]

販売価格: 8,240円(税込)

商品詳細

【図柄など解説】
1981年にユネスコ世界遺産に登録されたアミアンにあるノートルダム大聖堂(略してアミアン大聖堂)
1288年に完成した古典的ゴシック様式建築の大聖堂で、エルサレムから持ち帰られた聖遺物、イエスに洗礼を施したバプテスマのヨハネの遺骨が納められています。
聖堂内部の彫刻群像が見所となっており、大聖堂の二人の守護聖人の物語が壮大な石彫刻郡になって、一方は初代司教フィルマン、もう片方には洗礼者ヨハネの生涯が描かれています。
そのうちのひとつにこの嘆きの天使があります。
17世紀の司教座聖堂参事会員 Guilain Lucas の墓碑の上の彫刻郡中央下にある『嘆きの天使(あるいはすすり泣きの天使)』
髑髏に頬杖をついてすすり泣く天使像は現地でもポストカードやグッズが売られているほど有名です。
この像はNicolas Blasset(アミアン出身の彫刻家1600-1659)が手がけた作品です。
キリスト教で髑髏といえばMementomoriメメントモリ
ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句で「死を想え」多くはこう訳されます。
どれほどこの世で栄華を極めようと死は平等に万人に訪れる。死を思うことで富や地位を得て傲慢や強欲に耽る我が身を戒める、罪を避けようとする意味合いがあります。
往々にして可愛らしい姿、表情で描かれる事の多い子供の天使が、髑髏の傍らで頬杖をついて苦悩の表情を見せている、これだけでもこの作品に込められた意味はいかに深いものであるか、
考えさせられます。
本品は嘆きの天使が描かれたブローチをメダイにされた状態で買い付けました。アンティーク聖品にはよく見られますが、聖人のコインをブローチに、ブローチの裏を削ってメダイに、
逆もしかりと、元の持ち主が自分に合ったスタイルで改造したものがちょくちょく市場でも見つかります。
本品もそのうちのひとつです。
エナメル部分はバチカン付近の所がややヒビ、修理跡らしきものが見られますがそれ以外は状態良しです。
裏面はブローチ改造時の痕跡が見られます(削られた跡)
真鍮製で表面にシルバー鍍金が施されています。
バチカンは購入当時不釣合いな色合いとサイズのバチカンが付けられていたため、手元にあった丁度良いバチカンと取り替えました(シルバー製)

【素材】
 真鍮 シルバー鍍金 エナメル シルバー(バチカンのみ)
【重量】
 8.9g
【サイズ】
 35;35mm(バチカン除く)

【備考】
*アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、破損等ございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。
*チェーンは撮影小物です。付属品ではございませんのでご注意下さい。
*希少品につき個数割引対象外です。

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