ヨーロッパで実際に使われていたアンティーク・ヴィンテージ品です。
永い年月を経て味わいのあるお品となっております。

【図柄・刻印・フレーズ解説】
フランスならでは、フルールドリスがあしらわれたシャトレーヌのパーツです。
＊シャトレーヌ　ウエストベルトに差し込むフック部分、飾りパーツや吊り下げた複数のチェーンで構成され、懐中時計や印章、裁縫道具等を腰帯から吊り提げるために18世紀に誕生した
ブルジョア階級昼用装身具です。
服にポケットが無くポーチなど持ち歩かなかった時代独特のアイテムです。豪華なものは金や銀で作られ貴石などを散りばめられた本格的なものから、気軽に使えるシルバー製や
真鍮製のものまでデザインから材質まで様々なものが作られてきました。
その後懐中時計どころか指貫ケースや裁縫ばさみ、鉛筆ホルダーなど様々な道具類まで吊り下げられるようになりましたがやがて実用性に欠けるとして廃れていきました。
チェーンだけのものや、透かしパーツが何個も組み合わされたものなどデザインは様々ですが、間のパーツにはチェーンやフックなどを繋げる（丸カン）、あるいは穴が構造状必要です。
こちらのパーツは三点に丸カンがあり、チェーンなり隣合うパーツが繋げられるようになっています。
フルールドリスと、アールデコ風の幾何学的なデザインと柔らかな植物意匠の組み合わせがモダンです。
両面同デザインで、同じ型を貼り合わせて作られています。見た目に反してかなりずっしりと重いです。
3点の丸カンの内、下方の片側の丸カンが欠損しています。

【素材】
　真鍮　シルバーメッキ　
【重量】
　8.1gg
【サイズ】
　36；28mm

【備考】　
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。