ヨーロッパで実際に使われていたアンティーク＆ヴィンテージボックスです。
永い年月を経て味わいのあるお品となっております。

【図柄・刻印・その他解説】
薄いドーム状のガラスの宝石箱です。
1800年代半ばから1900年代初頭にかけてフランスで爆発的人気、その後永きに渡り愛されてきたベベルガラス（面取りガラス）ジュエリーボックスが大流行した際に
このタイプのドーム状のガラスを使用したボックスも作られました。当店で今まで取り扱った（あるいは販売中）のガラスボックス一覧はこちら
http://labarum.ocnk.net/product-list?keyword=%E3%83%99%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9&Submit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
オルモル（真鍮に金メッキ）の装飾枠に合計9面ドーム状ガラスが嵌めこまれています。
本品は1800年代後期から1900年代初頭の品ですがこのデザインの物は特にレアで数が少ない上に更に状態の良いもの（ガラスの割れ欠けがない）（枠に大きな歪みや欠損がない）
（しっかりと閉じる）（中のクッションの保存状態がよい）が見付かるのは奇跡に近いといっても過言ではありません。
ガラスに厚みのあるベベルガラスと違ってこちらは非常に薄いガラスで、注意しないとすぐに割れてしまうくらい繊細なものが、こうして100年近く現代まで状態よく残ってきました。
中のクッションですがこのタイプでよくある、シルクサテンが剥がれていたり、使用不可能なレベルのシルクの裂け、中綿飛び出し、クッション自体が剥がれて無くなって
しまっている、くるみボタン欠損、などのどれにもあてはまらず、充分に許容範囲でよい状態で残っています。（多少のシルクが糸状になっている部分はありますが）
この手のタイプはクッションの状態の悪さから実際にジュエリー収納には使えず、オブジェとして使用するのみ、という残念な状況が多いようですが、こちらはクッションが無傷で
問題なく本来の目的「ジュエリーを入れて楽しむ」ご使用頂けます。
中にジュエリーや、ロザリオ、メダイなどを入れますと（画像参照）外から中のものがチラ見えて、とても素敵です。
存在自体レアなのでなかなか手に入らず、長年かけて探してやっと入手したこちらの品は、元々店主が自分の為のコレクションとしてこれまた長い間手元に大切にとっておいた品です。

【素材】
　真鍮に金メッキ（オルモル）　ガラス　シルクサテン　中綿　裏面真鍮板の上に更に厚手紙
【重量】
　119.2ｇ
【サイズ】
　最大幅107mm：高さ75ｍｍ　

*画像にある中に収めた品はディスプレイ、撮影用です。付属品ではございませんのでご注意下さい。
＊アンティークですので、経年変化による変色、汚れ、染み、傷、歪み、破損等あることがございます。画像をよくご覧頂き、ご判断、ご納得の上でのご購入をお願い致します。　
＊各種割引合算対象外品です。